私が経営コンサルティングをしててワクワクして面白いと感じるのは、問題だらけで今にも潰れそうな企業支援をするときです。以前の記事で書いたように現在の問題は、将来の理想像を実現するために通過しなければならない課題に置き換えられます。これをすると急にコンサルタントな私だけでなく、企業の経営者、従業員の一部も意識が変わるんですよね。

 

問題に首をつっこまず失敗しないことを選択する人は多いと思います。これはかなり勿体ないです。ドラクエで言えばバトルをしないで逃げ回っているだけなんで、結果として自身のレベルアップは図れません。今までのサラリーマンは会社自体がそんな人ばかりを求めたかたちだったので、そんな人たちが経営者にのし上がってきました。しかし、ネットの普及で時代は様変わり、終身雇用は姿をけしつつあり、個人スキルは如何なの!?という時代になりつつある中で、こんな失敗しないキャリアは何の意味もなくなります。むしろ失敗したが、次の状況では同じような問題を完全にクリアして経験値を積んだ者が残れる時代になりつつあるんだと思います。

 

私の会社にも学生時代のうちインターンでバイトとして仕事に携わりたいという話を頂いたことがあります。これはこれから世に出る学生が従来4年間遊びに費やしてきた時間をインターンでも良いので仕事を経験することで経験値を貯めて個人スキルアップしたいと考える現代世代の考え方に起因していると思います。考えるとこの世代の方々のポテンシャルは恐ろしくて頼もしいですよね。もちろん世代で簡単に区切ることを私は好みませんが、今の世代でこの傾向が出てきたことを私は喜ばしく思ってます。人生はドラクエと同じ、問題を課題に変えて、解決ではなくクリアすることで課題達成していき、常にワクワクする人生を過ごしたいですねー。年長者を尊敬しなさいという儒教的な考えが深く浸透している日本、これは年長者は経験値というかけがえのない財産をもっているので、その年長者の言葉を聞くことで自分自身のレベルアップに掛かる時間を短縮しなさいという教えの裏返しだと私は勝手に思ってます笑。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました、ではまたまた。