皆さん中国の古典を読みますか?

私は小学生の低学年の時に父に買って貰った漫画中国史を読んではまり、三国志とか読み始め、コーエーの三国志シリーズや信長の野望に中学生からハマりましたね。古典はその後サラリーマン時代の通勤時に、孫子、呉子、韓非子、史記とかマニアックなものを含めて読んできました。よく孫子とかはビジネスに役立つと愛読者が結構いるらしいです。確かに兵法書は何千年も変わらない人間の本質をついた内容が多く、ビジネスに役立てそうですが、残念ながら私にはそのようなスキルがなく、あまり役立てられてないかもです😭。

 

ただ、史記などは四字熟語のもとになった話などがたくさんあり、小説ではなく横山光輝先生の史記などは何度読んでも面白いですよー。キングダムに出てくる有名武将がたくさん出てきます。年代が同じなのに主人公が変えて話が出てきたりするんで、混乱😵‍💫してしまうかもしれませんが、時代しっかり切り分けて読むと本当に面白いです。

ここで私が史記で1番好きな話のあらすじをご紹介しますね。西門豹という戦国時代の魏の政治家です。魏は三国志で有名な曹操で有名ですが、彼が生まれるずっと前の王朝で、曹操は西門豹も深く尊敬していたようです。

この西門豹の時代にある村で毎年起こる洪水を治める目的で若い女性を生贄と川にささげ、さらに三老、巫女、それから長老などの役人村をあげて莫大な財産を差し出していました。西門豹は村が貧しい状況にあるにも関わらず、これら三老などが贅沢な暮らしをしているのを憂いて、ある時部下とともにこの村を訪れ、川に生贄を捧げる儀式に立ち会いました。そして、若い娘を川に捧げる直前に娘の顔を見て、可愛くないので、これから私が可愛い子を見繕うから、川の神様にお待ちいただくように言ってくれと三老たちにいい、私は川の神を知らないから、三老たちが言ってきてくれと部下に三老たちを川に落とさせます。しばらく待っても三老たちが戻らないので、おかしいなぁ、では長老たちが次に行ってくれと、彼らを川に同じように落とさせます。また、しばらくしてまだ戻ってこないと、今度は巫女を川に落とします。まだまだ戻ってこないと言うことで、今度は残りの役人を川に落とそうとしたところ、役人が全部作り話で村人から騙して金品をお布施で貰っていたことを白状しました。その後この村では生贄を捧げるバカげた風習は無くなったという話です。この西門豹は立派な人なので、ネットで調べてその後の人生とか調べると面白いですよ。この方がビジネスの参考になるのが、感情や私心ではなく、組織とはどうあるべきで、組織の中の悪い習慣を信念に基づきどのように排除するかの参考になると思います。また別の機会に中国古典のあらすじを話しますねー。