皆さん、問題と課題の違いをご存じでしょうか?
Chat GPTで質問すると以下のような答えが返ってきました。
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問題:目標と現状の間にあるギャップや障害のことです。つまり、解決すべき具体的な事柄を指します。例として「売上が伸びないこと」が問題とされることがあります。
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課題:「問題」を解決するために必要な取り組みや行動を指します。これは、問題を解消して目標に到達するために設定される具体的なタスクや活動のことです。例えば「新しいマーケティング戦略の実施」が課題にあたります
なるほど、実際の意味は上記のような言葉なのかもしれませんが、私は企業支援をしていく際に問題と課題を以下の切り分けではなしております。
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問題:解決しなければならない現在の障害のことです。例えば決算が赤字なのでこれを黒字化しないとならない。あるいは機械の故障率が高いので、これを改善したいなどです。
これに対して課題は
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課題:自分の理想と現在とのギャップ・障害のことを表します。つまり理想がなければ課題は発生しない。逆に現在の問題を解決して理想の姿になりたいと考える場合は、問題が課題に変化する
上記のような認識で企業に対して支援を実施しております。そして、問題は解決としますが、課題は解決ではなく「達成」するものです。企業支援をするにあたって私はこの考え方を軸に考えて、実際に支援していきます。まず社長の意識改革のために、現在の売上をベースに5年間でどこまで上げたいのかを聞きます。そのベースは現在のベースを基にしたものではなく、必ず売上が2倍以上の数字に設定するように求めます。達成の仕方は後で考えれば良いので、先ずは売上から。そして利益率も原価をそのままかけるのではなく、生産性向上を鑑みたものに変えさせます。数字上だけで5ヵ年計画を一緒に作るんですね。こうしてできた計画書を見た時にほぼ全員の社長がこんなの絶対実現できないとかいうのですが、そもそも作成して数値化してない計画が無い時点で実現、達成自体が未来に存在しないじゃないですか。人間というのは頭に思い描けないものは達成不可能なんですよ、引き寄せの法則ではないけど。潜在意識がブレーキをかけてしまうんでしょうね。なので、私は無理にでも売上2倍以上の計画を社長と一緒に作ります。そうするとあら不思議、大体の社長がこの目標を5年と言わず3年以内達成することが多いんです。数値計画を毎日見てもらいます。すると、それを達成するための方法を社長がだんだん思いついてきて、売上が拡大するんです。なので、中小企業の社長には是非5ヵ年計画を最低でも売上2倍にしたかたちで作成していただき、それを実現するための課題を実際に考えていただきたいと思います。また、この詳細は後日何回かに分けてお話ししますね。ではでは。