逆転負けしたことある人必見!勝ちが見えたとき「プロスペクト理論」を思い出せ! | スポーツに活きる学びを発信する!チャレ子の学びDays

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勝ちが見えたとき、突然「守り」に入って、逆転負けしたことってありませんか??ガーン

 

あと一歩で勝てたのに、、、えーん私は何回やってしまったことか、、

 

こんな負けの後は後悔の嵐ですよね台風

 

そんな経験がある人に伝えたい!こんな後悔を起こさないようにするために、知ってほしいことをまとめてみました💡

 

 

まずは私がイメージしている『逆転負けあるあるガーンは、こんな感じの試合です。

 

①気合いMAX!熱く戦う!

②大量リード!!

③「このままいけば勝てそうだ」って勝ちが見える。

④急に確率の高いことばかり選択し始める。テニスで言ったら、入れにいく、置きにいく感じ。受けにまわる。一方相手はまずいと思って思い切ったプレーをしてくる。

⑤確率高いことばかりしてても相手にダメージを与えられないから、相手はここぞとばかりにガツガツ攻撃してくる。

⑥急に相手が強くなったように感じる。焦るガーン

⑦とは言え、続かないだろうからとずっと相手のミス待ちになる。

⑧なかなかミスしなくて、逆転される。

⑨「あんなにリードしてたのに」ってネガティブな気持ちになる。自分のミスが増える。

⑩相手がのりのりになってくるので、自分がリードしたときと同じことを思い出してやってみても通用しなくなってる。

⑪負けるえーん

 

 

なんでこうなっちゃうんだろうって途中で悲しくなる感じショボーン逆に、自分が逆転勝ちする時って、相手が自滅してくれる感じで、ごっつぁん的な試合もよくありましたウインク

 

 

で、本題です!

 

 

じゃあ、リードしたとき、どうしたらいいのか?が大事ですよね!

 

 

まず第一に「知ってください!プロスペクト理論キラキラ

 

プロスペクトとは予想・見込み・期待のこと!

 

心理学者のダニエル・カーネマン博士とエイモス・トベルスキー博士が提唱した理論で、ノーベル経済学賞も受賞していているんです!投資やマーケティングなど、ビジネス分野で主に応用されています

が!これスポーツでも応用できる理論だと気付きました雷

 

 

プロスペクト理論はとても簡単に言うと、

 

「人は勝ちそうなとき・負けそうなとき、こんな行動をしやすいんだよ!」

 

ってことを科学的に証明した理論なんです。

 

 

内容は、、、

 

・人は利益が得られそうなときは、確実に利益を得るために、リスクを取らない選択する

 

・人は損しそうなときは、損しなくて済む可能性があるなら、リスクを取る選択をする

 

 

もうちょっとイメージしやすく言えば

 

 

人は勝ちそうなとき、勝ちを失いたくないから、もっと勝ちを広げるギャンブルをするより、確実なことをして勝ちを取るとする

 

人は負けそうなとき、もっと大負けするかもしれないけど、ギャンブルして勝ちの可能性にかける

 

 

ってことです!

 

 

これ、スポーツに置き換えるとテニス

 

・選手は勝ちが見えると、確実に勝つためにリスクを追わないような確率の高いプレーをする

 

・選手負けるかもと感じると、リスクを追って思い切ったプレーをする

 

 

といえますね!!

 

 

これは!!!まさに炎

 

 

『逆転負けあるある』の④だお願い

 

 

 

プロスペクト理論で「人は、勝ちが見えると守りやすくなる生き物だ」ってことが言われてるではないか!

 

だから『逆転負けあるある』の④の状態になるのはふつうのこと。

 

「人ってそうなりがち」だと思っていいんです!

 

しかも相手は負けたくないから、さらに「リスク承知」で捨て身でガツガツやってくるんです!

 

 

ということは!!

 

第二に「知ったことは、対処できる!だから準備しよう!」

 

です。

 

理解したこと、知っていること、想定できることには、事前に対策の準備ができますよね。

 

 

リードして守りに入る自分を責めるのではなく、そうなりやすいのが人間なので、リードしたときに何するか準備しておこうです!

 

 

 

おすすめしたいのは、試合前日から行う準備の「4STEP」ですキラキラ

熊しっぽ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊あたま

STEP①試合前日に、これから始まる試合で自分がリードして「勝てるかも、勝ちそうかも・・・」って思ったときプロスペクト理論の通り誰でも「守りのプレーをしやすくなる」と受け入れる

 

 

STEP②「勝てるかも、勝ちそうかも・・・」と思ったときに守って後悔しないために、「何を考えるのか」想定して準備しておく

 

◆考えること1:そのとき自分にどんなことを言い聞かせるのか。 

例:もっと突き放す!相手も負けたくなくて必死だからまだ勝負はわからない、ガンガンくるだろうけど、自分も勝負しよう。

 

◆考えること2:そのとき、どんなプレーをするといいのか。 

例:振り切ろう。テンポをずらそう。自分の強みをもっと出そう。前に出よう。

 

 

STEP③ STEP②で想定して準備したことをノートに書く

・アウトプットすると記憶に定着しやすい

 

・試合前の緊張しているときに、そのノートを見てやることを思い出すことができる

 

・試合中にその場面になったときにノート見て思い出すことができる(ハーフタイムとかチェンジコートとかがある競技)

 

 

STEP④ 試合中実際その場面が来た時に、プロスペクト理論を思い出して、自分がいまやることを思い出してプレーする!

熊しっぽ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊あたま

 

 

ちなみに!

 

プロスペクト理論、自分がリードしたときに思い出すのはもちろんのこと、相手にリードされたときにも、思い出してみるといいですよね!

 

 

「いま、相手は守りに入りやすい状況だ」って客観視できると自分はリードされても「ここはチャンスになりうる!」ってやるべきことをポジティブに考えることができるきっかけになりますね。

 

 

ということで、

 

逆転負けで後悔したくない!リードして勝ち切るために!

 

 

1.プロスペクト理論を知ろう!

 

2.知ったことは、対処できる!だから試合前に4STEPの準備をしよう!

 

 

がんばりましょうグッ

 

 

鉛筆スポーツの試合を見る時にも、プロスペクト理論知ってると面白い見方ができますよ照れ

 

 

 

<参考>

・ダニエル カーネマン(2012)ダニエル・カーネマン心理と経済を語る

・関矢 寛史, 来間 千晶, 遠藤 拓哉(2015)運動課題を用いたプロスペクト理論の検証

・田中 堅一郎(編 (2001)産業・組織心理学エッセンシャルズ

 

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