バスケになんのゆかりもない私が『川崎ブレイブサンダース』のファンになった心理を分析してみた | スポーツに活きる学びを発信する!チャレ子の学びDays

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私は小学生の頃から選手・指導者としてずっとテニスに関わってきました。

 

なので!修業の一貫炎として、チームスポーツをもっと知る必要がある!と考え積極的にチームスポーツの生観戦を始めました。

 

で、2年前の今頃、人生初のプロバスケBリーグ観戦したところ、その魅力に脱帽お願い

 

今現在、生観戦回数は20回を超え、「川崎ブレイブサンダース雷のファンクラブに入り、大事な試合は旅行がてらアウェイ戦も応援に行くようになっています。

 

この写真は直近行ったアウェイ戦@名古屋炎

 

川崎ブレイブサンダース

 

正直バスケには縁遠かった私。接触スポーツ苦手だし、体育でしかバスケしたことないですし、試合なんて見たことなかったし、選手も知らないし、まったく興味はなかったんですアセアセ

 

でも初回の観戦で心を掴まれた結果「一匹狼」と言われ群れない私が「川崎ブレイブサンダース」のファンの一員になっておりますニコニコ

 

観戦初回で心を掴まれた理由を自分なりに思い出してみました鉛筆

 

1回飲み会行くくらいの値段で、選手を間近で見られた(野球とかサッカーと比べるとめちゃ近い)

 

②一回見たら忘れられない特徴的な選手が何人もいて名前を覚えた(片手でどこからでもポスポス入れるどでかい人、走り回ってわちゃわちゃしている人が2人、3Pを入れまくる人、地味だけどいいとこで体張ってくれる人、ベンチではしゃぎまくる人などなど)

 

③試合がものすごい競っている中で「辻祭り(辻選手が3Pを入れまくって止まらなくなる現象)」が起こった

 

④音楽とかDJの煽りによってノリノリになれた

 

⑤選手も運営もすごく頑張っている!のに、会場が半分しか埋まっていなかった(協力したい&これからの変化を見届けたい)※2017年12月時点

 

こんな感じで、テニスをしていた自分からは考えられないおもしろ体験がたくさんあり。めちゃめちゃエキサイトしました炎炎炎

 

これ見るとわかると思います↓(音量注意。声:隣のファンの方)

 

その後はHP、SNS、動画等で情報に接する機会が増え、選手、スタッフ、運営たちの人柄、チームカラーみたいなものに共感して、ハマっていきましたキラキラ

 

 

で、本題。なぜ私はファンになったのかその根拠が知りたくなったんですグッ

 

 

「人って試合をみて、どんな心理的要素が揃うと、ファンになるのか?」

 

 

マーケティング分野の研究として、スポーツ観戦者を対象にさまざまな調査が行われていました。その中でおもしろい視点だと思ったのは、ファンを増やすには、、、

 

試合観戦したときの「経験価値が高い」

つまり

 

「いい時間過ごせたわー」と思う人が増えることが大事だ!という研究。

 

 

試合観戦して「いい時間過ごせたわー」と人が感じるには、どんな要素が必要なのかが明らかにされてるんです上差し

 

 

研究によると、観客に「五感を刺激する感動があった」「没入できた」「良いサービスだった」「投資効果があった」という4つの思いを持たせることが大事だと言われています。

 

そして、この4つの思いを満たすために必要な10の要素が具体的に示されているんです拍手

 

 

これを読んで、私がブレイブサンダースのファンになったワケに納得がいきましたニヤリ

 

 

私の経験も入れて解説していきます上差し

 

ダイヤグリーン「五感を刺激する感動があった」と思うために必要な要素

①テンションの上がる演出

  私→チームの応援をノリノリでできたことは人生で一度もなかったので◎

 

②選手のパフォーマンスがイケてる

  私→あまり技術のことはわからんが、熱いプレーがたくさん見られて感動。

 

③会場全体の雰囲気が熱気に溢れている

  私→装飾、ライティング、ファンの声。盛り上がってる空気全開!

 

 

ダイヤグリーン「没入できた」と思うために必要な要素

④非日常感がある

 私→地元の体育館にいる感じはない!仕事も全部忘れて試合を見ていた。

 

⑤とにかく楽しい

 私→みんなでわいわいできた!

 

⑥わくわく感が止まらない

 私→勝つのか負けるのか、誰が活躍するのか、最後まで目が離せなかった。

 

⑦チームに共感できる

 私→個性的な選手が必死に頑張っているので、こっちも熱くなった。

 

 

ダイヤグリーン「良いサービスだった」と思うために必要な要素

⑧運営がしっかりしている

 私→Bリーグ2年目でいろいろと試して頑張っていた!盛り上げようとしてる手作り感よかった。

 

 

ダイヤグリーン「投資効果があった」と思うために必要な要素

⑨気軽に立ち寄れる

 私→早くあがれそうな日なら仕事帰りにも来れる!試合は正味2時間だから土日なら前後に予定も入れられる!

 

⑩料金にお得感がある

 私→飲み会1回行くより安い!近くで見られるし。月2回くらいなら行ける!

 

 

ということで、私は初めてのブレイブサンダース観戦で、10の要素のほとんどが高い水準を満たしたので、

「経験価値」が高い!

つまり、

 

「いい時間過ごせたわー」と認識したと言えます!

 

だから、ファンになっちゃったんですね照れ

 

 

このようなファンの心理に関する研究では、スポーツ観戦者の心理的な度合を数字で計測できるようなツールが開発されています。チームを運営する企業にとって、マーケティング現場で役立つ研究ですね!

 

ちなみに、ファン心をさらに加速させたのは、ブレイブサンダースマスコットの『ロウル』。

 

人間ならだいたいの人は、1分間ロウルを見続けると誰でもメロメロになりますラブいままでいろんな人を観戦に誘ってきましたが、全員ロウルにオチました。

 

私はロウルによって「没入できた」の経験価値を高められたと言えるでしょうお願い

 

※ロウルにオチた人は『ロウル沼住人』と呼ばれます。初対面でも「え?沼住人さんですか?」という感じであいさつ代わりに使えます。

 

 

ということで、川崎ブレイブサンダースは選手にも、スタッフにも、マスコットにも運営にも会いに行きたくなるチームキラキラ

 

チームって、人(選手・スタッフ・運営・ファン・マスコット)、目に見えるもの、空気感のすべてが関わって形造られているんだってことを肌で感じていますお願い

 

 

これからも川崎ブレイブサンダースを応援しながら、チームについて学んでいきたいと思います。

 

 

<参考>

齋藤 他(2010)スポーツ観戦における経験価値尺度開発及びJリーグ観戦者の分類

Mathwick et al. (2001)Experiential value: Conceptualization, measurement,and application in the catalog and internet shopping environment.

 

 

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