同じ人間なんだけどね。性別によって、こんなに脳の機能に差があるって、知ってたらいろいろ対応変わると思うんです
本題に入る前に、
心理学ってどんなこと研究されてるんだろう!さらーっと知りたいわー
っていう方に、『世界の心理学50の名著(T・バトラー=ボードン)』はありがたすぎる本です。
心理学の研究に関する本って、古めの本とか、むずかしーい本とか歯を食いしばって読まないといけないときもあるんですけど、
この本は、心理学の名著50冊の内容を、1冊あたり約10ページで要約してくれているんです
要は、大学入る前のオープンキャンパス的な本。
で、その中には男女の脳の差に関する名著がいくつか紹介されています。
さあ本題
最近男女差って結構話題になってますよねー!
でも、私は「なんでそうなるの?」ってところが気になってしまう性分でして
研究結果を知ると納得なんです。
「これ知っとくと、対応変わるなー。工夫しないとなー。」
と気づきを得た、本に記された研究結果をメモします『女性の脳(ルーアン・ブリゼンディン)より』
言語と聴覚に関わるニューロン数 女性のが11%多い。
他人の顔の表情読み取る神経回路 女性のが大きい。
思春期以降はホルモンの影響で、女性は人との結びつきやコミュニケーションに関わる行動ができると強い喜びを感じる。
だから女性のがコミュ力高い。よくしゃべる。
話す言葉の数、成人女性1日平均約2万語。成人男性約7千語
3倍ぐらいちがうんか。男性と話してると反応が少なくてつまらんと感じるのは普通だな。
思春期になるとホルモンバランスが大きく変動し、
男性はテストステロンの影響で競争心が激しくなる。
女性はエストロゲンの影響で、社会的な結びつきを求める。
練習メニューなど、男性には競争的な要素をたくさんいれたほうが燃えるだろう。
女性が友情を失うことに大きな恐れをいたいたり、社会集団を重視するのは(特に10代)
進化の過程の話で、幼い子供を連れて男のように攻撃したり逃げたりできないので
結束力の強い集団に入って身を守るのが賢明だとわかっているから。
親密な関係を築くと女性の脳はきわめてポジティブな方向に変化する
スポーツの上でも、10代の女性にとってチーム感ってとても重要だろう。
結束力を高める工夫でモチベーションがさらに上がるかも。
思春期を過ぎてからは、ホルモンの影響が大きくなり
男性は他人から自立して自信を得る
女性は他人との親密な結びつきから自信を得る
指導者が意識するといい『選手との距離感』に当てはめて考えることができる。
女性は脳内ホルモンの強い影響で他人とコミュニケーションをとることを大切にするため
数学、科学、工業技術にかかわるような孤独な作業が向かない傾向がある。
もちろん個人差あるし、大門未知子さんみたいな人もいるから一概には言えないけど
練習環境とか、課題の出し方とか工夫したほうがよさそうだな。
で、これを知ってどうするんだってとこが大事ですよね
著者はここを強調しています
生物学的要素は確かに大きな影響を及ぼすが、
それでわれわれの現実が確定するわけではない。
つまり
生理的あるいは遺伝的な影響力に関する知識があれば、
それに注意を払うことができるのだ。
はい。これ。これが大事
学ぶのは、このためですね