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RUN!FUN♪RUN!

走ることがそれほど好きではないのに、なぜかランニングを趣味にしてしまった怠け者のブログです。
走れば走るほど太るという奇跡のランナーの卒業ついでに
せっかく太った体を使って、1kg痩せると3分速くなる説の検証中。(※痩せる痩せる詐欺が止まらないため一時中止)

もはやいつの話だよって感じですが、書き切ります。

あ、タイトルはかっきぃさんfeat.です。(このシリーズも最後)


かっきぃさんとの打ち上げ翌日。
待ち合わせギリギリまで寝たけど、まだしっかり酒が残っている。
あと起きたら私の右膝に擦り傷があったんだけど何これ、どこでコケたの…?
結局コケたのかよ…レースでコケなかっただけじゃん。

ていうか私、二軒目の代金払ったっけ??
財布からお金を出した記憶もなく、財布の中身を確認すると一軒目から減ってない!
やだ!!未払い!?
会ったら即支払いについてかっきぃさんに訊かねば…!


打ち上げでは待たせてしまったので、今度は10分前にホテルを出る。駅徒歩1分なので、荷物は預けていきます。
なのに改札前にはすでにかっきぃさんの姿が…!
かっきぃさんは一体何分前に着いてるのか。

唐突ですけど、私が働いている会社を仮に「いろは社」とするじゃないですか。
私の会社には「いろは時間」と呼ばれるものがあるんですよ、いわゆる沖縄の「うちなー時間」みたいなものなんですけど。
会社の集まりにはいろは時間で良くても外部にはそうはいかないと気を付けてるはずなんだけど、もしかするといろは時間が体の芯まで沁み込んでるんじゃ…!


などとあれこれ思いながら慌てて駆け寄り、挨拶もそこそこに
「かっきぃさん!また待たせてごめん!寒かった!?よね!あと昨日私二軒目払った??記憶なくて!」
まくしたてる。
「あ、ペイペイで…
「Σ(゚Д゚;)いや何その声!!!」

私は二日酔いですが、かっきぃさんは声がひどいw
どうやら元々風邪の病み上がりで調子がよくないところに酒焼けしたらしく、シャウトしまくった素人の声みたいになってました。
朝から情報が多すぎるけど、どうやら二軒目の支払いはお互いに細かいお札がなく、かっきぃさんがカードで払い、私がペイペイで返したそう。
うっすら「ペイペイ」って単語を口にした記憶が残ってたのはそういうわけだったか。
私、今回の旅でかっきぃさんのLINEアカウントとペイペイアカウントを入手したということで、実りが多いw
(なおそのワインバーも散々飲んだのにお安かった…茨城穴場…!)


自分で質問攻めにしておきながら同時に「行きましょうか」とかっきぃさんを促し(せっかち)、やんや言いながらホームで待機していた電車に乗車。
かっきぃさんは周囲が声を気にするんじゃないかとマスク着用してましたが、カッスカスなので他の人にまで声は届いてなかったんじゃないかな。
そんな声なのに結局しゃべりながら、電車は出発。

そういやこの常磐線、ドアの開閉が手動なんですよ。
開けるのはいいけど、毎回閉め忘れる二人。
この日も忘れて席に着き、はっと気付いて閉めに戻ったところでかっきぃさん「愛知もこうですか?」
ええと、鉄ではない私が知る限り、同じシステムが見られるのは愛知近郊ではJR高山線の高山より北に向かう普通列車ですかね。
こう言っちゃなんですけど、乗降客数の少ないいわゆる田舎ですね、ええ。
おもしろかったので本当は全力でツッコミたかったところ、いかんせん二日酔いで感情に顔面筋が付いてこない。
「いえ、愛知は違います(スン)」と、笑いの欠片もない返答をしてしまったことを今悔いています。


行先は笠間稲荷神社。
月曜なのを差し引いても閑散とした駅前から、徒歩20分ほどで着くはず。


この道のりがまた、なんというか「なんでもないただの生活道路」で、曲りなりにも日本三大稲荷に数えられている神社への道とは思えない。
神社前の参道くらいは栄えてるんでしょうと期待してたけど、いざ着いてみたら軒並み月曜定休のシャッター街w
いやまあ、働き方改革ってこともあるし普段の月曜はいいけど、マラソン大会なんてイベントの翌日くらいは営業しなさいよ。
観光客けっこう流れてくると思うよ?

しかし稲荷神社って商売繁盛の神を祀ってるんじゃなかったっけ?
その神様の足元でこうなの?
昨日から薄々思ってたけど、茨城の人って商売する気ない?

かっきぃさんと苦笑いしながら参道を進み、神社に参拝。


関東の方では節分に有名人が来て豆まきしているのをテレビでよく見ますが、ここ笠間稲荷にも相川七瀬が来るとポスターが。
それを見てかっきぃさん「弱いな…」と呟く。
私はゲストの並びの末尾にあった「笠間のいな吉くん」の方が気になりました。誰。※笠間稲荷のキャラクターだった

せっかく来たからとおみくじを引くと、半吉…初めて見たわ半吉って…中途半端な…。
しかも内容を読んでみるとほぼ凶に近い内容で、さらに憮然とする。
そんな中で「病気」の項目だけ「治る」とキッパリ断言してくれてたけど、ここ数年カゼ一つひいてない私にはたいしてありがたくもない。
「難しくて書いてることがわからない」とボヤくかっきぃさんと、とりあえずおみくじを結ぶ。

なんて罰当たりなことを言っていたら、あれから1ヶ月半を経た今まんまと咽頭炎を患いまして、現在この日のかっきぃさんより声が出ていません。
完全無声で、内緒話もできないレベルです。
神様なめたこと言ってすんませんでした!


それはともかく、想像より小ぢんまりとした境内をゆっくり散歩し、数えるくらいしか営業していない参道の店から、神社の隣にあったそば屋に入る。
稲荷神社だけあって稲荷ずしが名物なんですが、笠間はそばいなりなるものがあるらしく。
注文したのは笠間そばと、そば稲荷。


そばはなんていうか手打ち感がすごく、「あれ、これ打ったの私かな?」って感じのそば(つまり素人くさい)で、出汁はとっても優しく…何かで出汁をとってるのはわかるけど、何の出汁?ってくらい優しく…(つまり味薄い)、肝心のそば稲荷はなんで中身をそばにしようと思ったのか、ぶっちゃけそばである必要性を感じない代物でした。(もう最後は遠回しにもできなかった)
…そばに乗ってた揚げはおいしかったです!




駅まで戻る道すじで、今度は中身が酢飯の稲荷ずしを買いつつ、時間も見ずに帰路へ。
前日の強風が嘘のように穏やかな気候を堪能しながらだらだら歩いてたんですが、ふと私思う「帰りの電車って何時だろ?」
1時間に1本しかないことわかってるのに、よくのんきにしてたな!と通常営業のせっかち大王な私なら思いますが、なにせ二日酔いで頭が回ってない。
そこから7分後が電車の時間だと判明し、すかさず地図アプリを見ていたらしいかっきぃさんが「駅まで700メートルですね!」
この時の分業ったら、いつも一緒にいる二人じゃないのに阿吽の呼吸がすごいw

700メートルを7分か…微妙にいけるな…
とにかく走りたくない私、ゲンナリ。
どうにか口八丁で走らずに済まないかと考えますが、かっきぃさんはすでに走る体勢。

こんなん走れるカッコじゃないし…と、静電気でまとわりつくロングワンピに重たいエアマックスを履いた私が渋っているところ、かっきぃさんは遠征の荷物を全て背中に背負い、かつ先ほど買った稲荷寿司をうやうやしく体の正面に掲げて(多分斜めにならないようにしてる)走るというハンデを抱えており、比べたら明らかに私の方が走るカッコだと気付き、仕方なく走り出します。

軽い足取りでジョグっていくかっきぃさん。その荷物、見た目と違って100グラムですか?
あのね、正直こういうときが一番走力の差を感じるんですよ。
マラソン大会でゴールしてタイム聞いた時じゃないんですよ。
見せつけられるというのはまさにこのこと。

前を行くかっきぃさん、稲荷寿司捧げ持ちスタイルでなんかしゃべりながら走ってるけど、私と距離が開きすぎて何も聞こえないから。
ハーハー言いながら(私だけ)無事に電車に乗り込み、そして二人揃って上着を脱ぐw
こういうときランナーでよかったと思うけど、反面ランナーじゃなければ走らずに済むのにとも思う複雑なとあこ心。←


水戸駅に戻り、予定では駅ナカの立ち飲み処でかっきぃさんと一杯の予定だったんですが、しつこいようだけど二日酔い。
酒なんか1滴も入れたくないので、土産屋をぶらついたりして時間をつぶす。
かっきぃさんも何も言わなかったけど、悪いことをしました。


それにも限界があったので、コーヒーでも飲むかとかっきぃさんが目を付けていたオシャレなコーヒースタンドへ。


私がこの旅で会った茨城の人は商売っ気ないけど感じがいい人が多く、ここのお兄さんもコーヒーを淹れながらあれこれお話ししてくれました。



かっきぃさんが分けてくれたクッキー。


駅までの道でホテルに預けていた荷物を受け取り、一緒の特急に乗って帰路へ。
そしてどうしようもない眠気がきて、なす術なくとあこ就寝。
最後の盃もかたむけられなかったし、特急では寝るし、なんかろくでもないとこばっか見せてすみません。


勝田マラソンは想定外のガチ大会でしたが…そうそう言い忘れてたけど、ゴールタイムが4時間半のランナーあたりから最後の5kmは歩道に上げられるとか。
私はギリギリ回避したみたいだけど、4時間半で規制が終わるってすごくない?

…話を戻して、思いがけなく2日間かっきぃさんと遊んでもらい、とても楽しい茨城の旅になりました。
私もあまりキャラを作る方じゃないと思っていますが、かっきぃさんもそのようで、お互いいい意味でも悪い意味でも曝け出した気がします。(二日酔いw)
マラソンやっててもブログやってなかったら絶対繋がっていないですし、タイミングも縁なので、不思議なものです。
かっきぃさん、また遊ぼうね♡



ところで茨城といえば日本三大名園の一つ、偕楽園。


なぜかっきぃさんと一緒にここに行かなかったかって、水戸に着いた日に一人で行ってたからです。(かっきぃさんも行ったことあるって言うし)


今シーズン金沢(石川)、おかやま(岡山)、勝田(茨城)と、図らずも日本三大名園を擁する県を回りまして、おかげで三大名園を制覇しました。
兼六園は近いのもあって何度か行っていますが、後楽園と偕楽園は初めて。
全部見てみて、私は偕楽園が一番好きだなと思いました。(冬で何もなかったけど)
偕楽園といえば梅ということで、今度は梅の季節に来てみたいです。