司馬遼太郎に挑む | RUN!FUN♪RUN!

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走ることがそれほど好きではないのに、なぜかランニングを趣味にしてしまった怠け者のブログです。
走れば走るほど太るという奇跡のランナーの卒業ついでに
せっかく太った体を使って、1kg痩せると3分速くなる説の検証中。(※痩せる痩せる詐欺が止まらないため一時中止)

新型コロナウィルスの脅威がそこまで。
このウィルスのせいで、
マラソン大会が中止に追い込まれる可能性もあるとか。

マラソン大会は
・不特定多数が密集する
・通常より深く激しく呼吸する
・現実的にマスクをしては走れない
という、より大きなリスクがあるそうで。

さらに給食エイドはたいていモノがむき出しで
しかも大勢が直接手を触れるということで
いざ陽性患者が触れば感染拡大は免れないなど…。
マラソンを走ると免疫力低下しますしね。


このマラソンシーズンに、なんというテロ。
新ウィルス発生後タイミングの悪い春節に
自国民をしれっと大量放牧した中国政府と、
それを平然と受け入れた日本政府に腹が立ちます。
これで愛媛が中止になった日には
両国政府関係者、7代先まで祟ってやるからな!(#゚Д゚)



平和な日常を乱され、怒りが収まりませんが
愛媛に行ける前提で話を進めます。


こう見えて…
…いえ、どう見えてるかわかりませんが
こう見えて、私は本が好きな方だと思います。

が、ジャンルも著者も比較的固定されていて
小説やエッセイなど軽めのものを好んでおり
特に自己啓発系には全く食指が伸びませんし
著者に関しても、何かきっかけがなければ
開拓しようという気になるのはなかなか難しい。

なので、直木賞や芥川賞を獲った作品でも
すぐさま読みたいと飛びつくことはありません。
保守的と言えばそうでしょう。確実に。


そんな私が今読んでいるのはこちら。

お恥ずかしながら、初司馬遼太郎。
そうなったきっかけは愛媛マラソン。

二度目の愛媛マラソンに出走するに当たり
小さな松山の街は、観光するところがすでにない。
前回行ってないところと言えば…と検索した結果
「坂の上の雲ミュージアム」が該当。
行くなら読んでから行かねばなるまい。

きっかけがマラソンついでの観光というところが
私らしいといえば私らしい。

そして初めての作家に挑戦できたのはいいんですが
いかんせんこの作品、超大作。
文庫にして8巻もあるのです。

とは言え、小説を読むのは慣れてるし
そこそこ早く読了できる自信があったので
仕事終わりに図書館に立ち寄り
ひとまず4巻まで借りてきたのが1月17日のこと。
2週間借りられるなら4冊くらい読めるだろ。


ところがこの本、結論から言うと
恐ろしく進まない。( ´;゚;∀;゚;)



貸し出し期限の1月30日現在、まだ2巻の途中。
常に持ち歩き、ラグビーの入場待ちにも読み
毎日こつこつと活字を潰しているはずなのに
続きを借りるどころか、返却できませんが。
これは一体どうしたことか。( ´;゚;∀;゚;)

だからって決してつまらないわけではないんです。
私が思うに、とにかく余談が多いのが原因。
「余談であるが…」
「ところで話はそれるが…」
「…であるように筆者はおもう」
など、何しろあちこち話が広がっていきます。
時には気付かず余談の沼に嵌まっていることも。
(そのくせ登場人物の癖など書いておいて
「それがなぜか、理由は書かない」とかいうことも。
そこは書いて!気になるんだけど!)


あああ~、気が散る~~。
物語を進めてくれ~~。
(司馬遼太郎ファンの人、怒らないでね)


さらに、ちょっと出てくるだけの人まで
きっちりフルネームで書いてくるので
すわ、こやつも重要人物か、と
その都度記憶力フル稼働するんですが
次から次へと登場するフルネーム人物に
私の乏しい記憶力ではとても対応できず
数ページしか進んでないとは思えない脳疲労…。
ダメだ一旦休憩しよう…。(´Д`;)


こんな調子なので、一向に進まないわけです。
(近代化に向かう明治時代が苦手なのが輪をかけている)


ですが司馬遼太郎という作家、
この余談の多さが特徴でもあるそうで
それがいいと好んで読むファンも多いとか。

彼は一作品書くごとに、
それ関係の書物が町からなくなると言われるほど
膨大な資料を取り寄せて研究するそうなので
自然、まつわる話も増えていくのでしょう。


しかしながら問題は私です。
あまりに進捗が悪いので、ついに禁断の手を。
ネットで「司馬遼太郎 読み方」検索ドーン!

プロの司馬遼太郎読者たち曰く
「説明は読み飛ばしても大丈夫」
「最悪会話の部分だけ拾っていけばわかる」
とのことなので、どうにか読み方(?)をマスターして
愛媛マラソンまでに読破…はできないだろうけど。

ひとまず坂の上の雲が終わった後は
余談が少ないという「燃えよ剣」でも読もうかな。
せっかく足を踏み入れた司馬遼太郎、
これで退避するのはもったいないし
飛ばし読みで良しとするのも申し訳ない。


それに、余談で溢れるこういう作品から得た知識が
人生を豊かにしてくれるのかもしれず。
これからまさにその知識の源を読み飛ばそうとしている人間が
偉そうに言うことではありませんが。




愛媛まであと10日。
私の読書がどこまで進むか乞う、ご期待。(´∀`;)





そして新型コロナウィルスが、
一刻も早く終息しますように!!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。