私は,金曜日にこのクラスの授業が2つあります。
そのうちの1つは演習科目で、前の学年で学んだ内容の確実な定着を目指しています。そのため、毎回の授業で事前課題を課し、その課題に基づいた試験を実施しています。
また,授業中は、できる限り学生の皆さんが主体的に考える時間を大切にしています。4人グループで机を寄せ合い、一人で考えても分からない点は、他のメンバーと相談しながら課題に取り組んでもらっています。
教室を巡回していると(私ともう1名の教員と2名で担当しています)、学生の皆さんの声から、専門分野の基礎的な知識がまだ十分に身についていないと感じることがあります。(そのために演習科目を設けているのですが)
卒業後、皆さんはその道のプロとして社会に出ていくのですから、やはりしっかりとした基礎的な専門知識は不可欠です。もちろん、以前のように知識さえあれば良いという時代は終わり、問題解決能力などが重要視されています。しかし、最低限の専門知識がなければ、そうした能力を発揮することも難しいでしょう。
では、基礎知識を確実に身につけるにはどうすれば良いのでしょうか?勉強方法は人それぞれですが、一つ明確に言えることは、「内容を深く理解せずに、表面的な丸暗記で試験を乗り切ろうとしないこと」です。丸暗記だけでは、類似の問題には対応できても、実際の場面で知識を応用することはできません。
つまり、「内容を理解し、それを自分のものにする」ことが何よりも大切なのです。もちろん、それが容易ではないからこそ、皆さんは苦労しているのだと思います。
では、「理解して自分のものにするにはどうすれば良いか?」その答えはシンプルです。自分の頭でじっくりと考える経験を、時間をかけて積み重ねるしかありません。
授業で先生の話を聞いてすぐに理解できる人もいれば、そうでない人もいます。しかし、諦めずに、繰り返し考える努力を地道に続けることが重要です。そうすることで、徐々に理解する力は向上していきます。最初は時間がかかっていたことも、次第に短い時間で理解できるようになるはずです。
そして、授業の内容を理解し、基礎をしっかりと身につけることは、早ければ早いほど有利です。今週の授業は先週の授業の上に成り立っているため、先週の内容が曖昧なままでは、今週の授業を理解することは困難です。
しかし、一方で、今から諦めずに真剣に取り組めば、決して遅すぎるということはありません。特に、低学年で学んだ科目の内容を、高学年になってから改めて振り返ると、意外と容易に理解できることもあります。
今回は、勉強の方法について書きました。長くなりましたので、今日はこのあたりで終わりにしたいと思います。また、機会があれば、別の視点からも書いてみたいと思います。