こんにちは子育て中の視覚障害者、きの子です。
視覚障碍者の頼りになる調理器具シリーズ、今回で最終回。オーブンと蒸し器についてです。
その1と2はこちら↓
④オーブン
温度と時間がきっちりコントロールできるので、生焼けや加熱しすぎになりにくいオーブン調理。
オーブン調理中心にお料理されている視覚障害主婦の方もいるそうです。
私もオーブンはよく使っています。
グラタンやドリアはもちろん、肉・魚・野菜、どれをとってもレパートリーは豊富。
ハンバーグや鶏の照り焼きも、フライパン調理ではひっくり返す作業が必要ですが、オーブンならトレイに並べてボタンを押すだけ。
焼き魚も、ガスコンロのグリルよりオーブンの方がトレイが大きくて並べやすく、ひっくり返しの手間もありません。グリルはやけどしやすいですからね。
また、唐揚げやエビフライも、オーブンを使ってヘルシーに作るレシピがたくさんあります。
私もオーブンで唐揚げやフライを作ったことがありますが、思っているよりそれっぽくできますよ。
視覚障碍者に揚げ物はだいぶハードルが高いですが、オーブンなら手軽に安全に挑戦できますね。
注意点としては、扉含めオーブン全体が暑くなるので、トレイの出し入れの際にはやけどの危険があること。
高機能なオーブンレンジは、視覚障碍者には捜査しにくいタッチ式のボタンやダイヤル操作が多いので、使いこなせるかどうかの確認が必要なこと。
ぐらいでしょうか。
後宮で高機能なオーブンレンジも素敵ですが、シンプルにオーブン機能だけのものを選ぶというのも一つの手かなと思います。高機能なトースターって感じのヤツですね。
下の動画では、視覚障碍者の方がバルミューダのトースターを実際に使っている様子が見られます。
蒸し器
ヘルシーに調理できるということで最近人気の蒸し料理。
ある程度しっかり加熱しても具材がパサパサになりにくいということで、蒸し料理をよく作ると視覚障害主婦の友人から聞きました。
蒸し器も、昔ながらのせいろだけではなく、手持ちのお鍋に置くだけ、サイズも変えられる蒸し器など色々便利な器具が販売されています。
せいろなら盛り付けなしでそのままテーブルに出せるし、肉類と野菜を一変に加熱することもできるし。
一度セットしたら混ぜたりひっくり返したりがないのも視覚障碍者には助かりますね。
以上で視覚障碍者の頼りになる調理器具シリーズ終了です。
お付き合いいただきありがとうございました。
他にも便利な調理器具を見つけたらそのつど記事にしていきますね。
次回は視覚障碍者向けの料理教室について書いてみようと思います。
ではでは。