こんにちは子育て中の視覚障害者、きの子です。
今回からは視覚障碍者のお化粧について、何回かに分けて書いていこうと思います。

盲学校(視覚支援学校)では高等部を卒業する前にメイク講習を受けたりするそうで、視覚障碍者がお化粧することは、ごく当たり前のことなんです。
メイクが大好きで手先が器用な人なら、私が聞いたこともないようなたくさんのアイテムを駆使しして、見えないながらも完璧な顔を作っているようですよ。
さすがにそこまでやるには手間も時間も努力も必要かと思いますが、一通りの無難なメイクであれば、特に大変な訓練が必要ってほどのことはありません。
実際、かなり不器用な私でもなんとかこなしています。
見えなくなったからといって、お化粧をあきらめる必要は全然ないんです。

とはいえ、急に見えなくなって何をどうしたらいいのかさっぱりわからない、という方もいますよね。
そういう方は一度視覚障碍者向けのメイク講習を受けてみてはいかがでしょうか。

視覚障碍者のお化粧に関しては、昔から資生堂さんがサポートに積極的なイメージです。
私も20歳ぐらいのとき、母と一緒にデパートの資生堂カウンターに行って、ベテラン美容部員のお姉さんに基本的なファンデーションの塗り方など教えてもらった記憶があります。
今でも余裕のある時間帯なら、カウンターで個人的に教えてくれる美容部員さんもいらっしゃるかもしれないですね。その場合、多少お買い物しないと気まずいかもですが(汗)。

調べてみたところ、資生堂は視覚障碍者団体向けに出張メイク講座を無料で開いてくれているみたいです。

 

 


各地の視覚障碍者団体を通して申し込むようなので、お近くの団体に問い合わせされてみるといいと思います。
ただし、そういった講座を受けるためには、団体の会員になる必要があるかもしれないので、その点は確認が必要です。
また、各地のライトハウスなどでもメイク講座が開かれていることがあります。
ライトハウスは電話問い合わせに対応してくれているので確認しやすいですよ。

また、YOUTUBEにも視覚障碍者のメイク動画がありました。

 

 

視覚障害でもメイクできる?私が普段実践してる失敗しないメイク術を公開! - YouTube

 


視覚障害者の暮らし--生活(メイク)編【ftcj フィリピン盲学校支援事業】 - YouTube

 


視覚障害者本人がメイクしている様子を動画にしてくれています。
ただ、これを見ただけでコツをつかむのは難しそうかなあ。
やっぱり誰かに直接教えてもらうのが一番早いんじゃないでしょうか。
一度習ったら後は練習あるのみなので、興味のある方はぜひメイク講習に参加してみてください。

次回は具体例として私自身のお化粧事情について書いてみようと思います。
ではでは。