こんにちは子育て中の視覚障害者、きの子です。

今回もしつこくIHのお話です。
前回の記事で書ききれなかった、私がガスコンロからビルトイン型のIHクッキングヒーターに乗り換えてよかったと思う点について熱く語ってみようと思います。
前回の記事↓

 

まずは箇条書きにしてみます。
・掃除が楽
・火災の心配が減った
・鍋が安定した
・調理メニューが便利
・タイマー機能が便利

一つずつ説明していきましょう。

・掃除が楽
これは一般によく言われるIHのメリットですが、視覚障碍者にとってはより大きなメリットではないかと思います。
見えていないと見えている人よりもよりこぼすし、よごします。そして汚したことに気づきません。
ガスコンロの場合はこぼしたことに気付かず調理を続けると、焦げ付いたりしてより一層掃除が大変になるんですよね。
IHももちろんよごれますが、普通は大付近でふき取るだけできれいになりますし、ごしごしこすればちょっとした焦げ付きもすぐに落ちます。
劇的に掃除が楽になりました。

・火災の心配が減った
視覚障碍者が調理をするとき、最も不安に感じるのは火災の問題かもしれません。
IHでも火災が絶対に起こらないとは言えないようですが、可能性はずいぶん少なくなるでしょう。
私は長年ガスコンロを使ってきて、近年は加熱しすぎたときに自動消火する機能や、揚げ物の温度を調整する機能などもついて、安心感は増していました。
ただ、キッチンペーパーや揚げ物に使う新聞紙、自分の衣類などに炎がうつると怖いな、大丈夫かな、とうっすらと不安を感じながらガスの火を使って板のも事実です。
手探りで火を使うのに抵抗を感じる中途視覚障害の方には、特に導入するメリットが大きいと思います。
安心感すごいですよ。

・鍋が安定した
ちょっとスケールの小さなメリットになりますが。
IHだとお鍋やフライパンにうっかり手が当たったりしても、ガタン!と斜めになることがないんです!
これ、結構たすかります。
ガスコンロの場合鍋はごとくの上に乗っているので、周囲と数センチの段差ができてしまいますよね。
うっかり者の私は、鍋やフライパンの取っ手に手をぶつけてしまうことが定期的にあるんです。ま、威張って言うことじゃないですが(笑)。
その時に鍋がごとくから半分落っこちたりすると。熱々の中身がこぼれたり、結構危険なんですよね。
ガタン!の心配がない平たいIH、素晴らしいです。

・調理メニューが便利
これはものによってはガスコンロにもついている機能だとは思います。
揚げ物の温度調節を自動でしてくれたり、炊飯メニューで簡単にお鍋でお米が炊けたり、グリルで魚を焼く時も自動で時間を調整してくれたりするんです。
うちのIHには音声ガイドなどはないので、予めどのボタンを何回押すか把握しておいて操作します。
それほど複雑な捜査ではないので、見えなくても十分に使えますよ。

・タイマー機能が便利
これも者によってはガスコンロにもついている機能かもしれませんが。
煮物を作る時など、タイマーをセットしておくと時間がきたら勝手に過熱を終了してくれるのです。
私はキッチンタイマーもよく使いますが、このIHのタイマーの方がより安心です。
鍋を焦がすことがほとんどなくなりました。
ガスコンロ時代はまあまあたまに焦がしていたので(汗)。

以上です。
ちょっとまだ書きたいことがあって、次回もIHの記事になります(汗)。
よろしければお付き合いください。