細打ちでもある程度歯応えがあるカタ茹でで
喉越しはツルツルに近いけど
少し引っ掛かりがあるタイプ
汁は濃い目でそれに負けない出汁が感じ取れるもの
今まで食べたことのあるお店で言うと
やはり藪系のお店が好みに合っているように思う
しかしだからと言って藪蕎麦しか食べないわけではない
お蕎麦は全般好きなので
立ち食いから地方の田舎そばなど
お蕎麦と名の付くものは色々食べてみたくてしょうがない
自宅（足立区）の近所にも
まだまだ食べたことの無いお蕎麦屋さんがあるので
暇を見つけて探索に出かけてみた
ここは、地元の人間でもちょっとわかりづらい難所
電車だと日暮里・舎人ライナー
西新井大師西駅から徒歩12分ぐらいか
車だと尾久橋通りを下って環七の交差点を左折
右側のラウンドワン過ぎた信号を右折
一つ目の信号を左折し突き当たりを右に曲がるとすぐ左側にある
かの有名な『スタミナ苑』もこの近所の同じようなわかりづらい場所にある
17時位の訪問なので先客は無い
田舎風のとっても趣のある佇まい
内装も凝っていて大小の天狗のお面や
囲炉裏などもあって落ち着いた雰囲気です
こんなお店、昔からここにあったかな？
やはり一本路地を入ってしまうと
地元でも気付かないお店って結構あるかもしれません
ひと通りメニューに目を通して
初戦はやはり「もりそば（550円）」
出されたそば茶を飲みながら待つことしばし
出てきたもりそばを見てがっかり「太っ！」
写真ではわかりづらいかも知れませんが
もう、お蕎麦の太さで曲がらないってぐらい「太い
」「五島うどん」ぐらいあるんじゃないでしょうか？
箸で摘んでみてもお蕎麦が反発して真っ直ぐになろうとしている様（笑）
期待薄ながらも一口食べてみると
「うわっ、カタっ
」太さだけでなく、固さもスゴイ
「喉越し」ではなく「噛み応え」しかも口の中で格闘
気味（凄）しかしよく噛みしめてると
お蕎麦の味と香りが口の中に「グンッ」と広がり
アラ？美味しい！
太さ、固さはあるが、ボソボソしないコシがあり
思いのほかスムーズに喉を通ってゆく
この汁も色が多少薄く見えたので
最初はこのお蕎麦には弱いか
と思われたが意外にしっかりとした醤油の濃さと出汁を備えている
お蕎麦につけて食べると甘く感じるが
汁単体で舐めて見ると辛く感じるのである
食べるうちに、だんだん楽しい格闘（笑）になってきて
少し量の多い並盛のもりそばも、あっという間に完食！
徳利にて供された汁の量も
残りを蕎麦湯で頂くのに適量残り
改めてバランスの取れた一品であると省みる
このお蕎麦の太さと固さは
人によっては賛否が分かれるであろうが
「ハンパない固さ」は「半端じゃない仕事」を生み
ハンパな私の「好み」の域を「超えた」ものと感じました
ご馳走様でした
やぶ忠 （そば / 西新井大師西）
★★★★☆ 4.0
近所で田舎蕎麦が食べられる
素晴らしい発見が出来ました
また来ます
P.S.先日のそば粉はこちらのお店で購入させて頂いたものです
「石臼挽き立て400ｇ630円」
