赤嶺知矢子です。
先日、お片付けに興味があるという方とお話をしました。
その方は
「捨てる事に全然抵抗はないけれど、引出しの中がぐちゃぐちゃ。でももっと減らしてミニマリストになりたいのだ」
と仰っていました。
私はその方の取るべき選択はひとつ、と感じました。
それは、モノへの愛着を深めること。
ミニマリストが究極にモノを減らして幸せに暮らしているのは、なぜだと思いますか?
私は、モノひとつひとつに対しての愛が大きいからだと思います。
モノをたくさん持っているのに幸せを感じず、あれも欲しいあれも欲しい、となってしまう人は、
持っているモノへの愛を感じていない、あるいは少ないからです。
そのモノへの愛があれば、満足できます。足りない足りないとはなりません。
決して、ミニマリストを目指そうという話ではありません。
ミニマリストが素敵に見えるのは、少ないモノを愛しんでいるからなのだと言いたいだけです。
つまり、
「捨てられない人」は執着を持ち、愛着がないから片づけられないし
「捨てられるけれど片づけられない」と悩んでいる人は、愛着がないから片づけられないのです。
誰だって、大事だったりお気に入りだったりするモノは、大切に扱いますよね。
引出しの中がぐちゃぐちゃ。というのは、愛着がない証拠です。
ですので
「捨てられるけれど片づけられない人」は、まずモノひとつひとつへの愛着を深めていくことが必要です。
モノが、自分を如何に助けてくれている存在か?突き詰めていきましょう。
なんてことないただの安いボールペンでも、あなたを支えています。
文字を書かずに生活できる時代はまだ来ていません。
100円に満たないような下手したら10円にも満たないようなモノも、あなたの生活を支えるピースです。
そのピースがどんなに小さくても、です。
そういうレベルで、愛着を深めていくのです。
そうでなければ、この先どれだけお気に入りを選んだとしても
増えては捨てて、増えては捨てての繰り返し。
望むようなミニマリストにはなれないでしょう。
執着は「捨てられない」を生み、片づけられないを作り出し
「愛着がない」もまた、片づけられないを作り出すのですね。
高い・安い、はただの好み。別次元。
表面的な世間の価値に惑わされないように、自分自身の価値感でモノへの愛着を深めましょう♡