おはようございます。

整理収納研究家*赤嶺知矢子です。



昨日の記事の『布巾の煮洗い』から

重曹について、
もう少し詳しく書いていきます。






重曹は酸性なので
アルカリ性の汚れに効果を発揮をします。


酸性の洗剤の代表として

・重曹
・セスキ炭酸ソーダ
・炭酸ソーダ

がありますが、
それぞれpHの強さが違います。


※過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)は
ざっくり言うと炭酸ソーダに水と酸素を混ぜたもの。上記3つのアルカリ剤とは少し性質が違うようですので、ここでは省きます。


なので、
同じアルカリ剤であっても

<水への溶けやすさ>
<油汚れの落ちやすさ>
<洗濯効果>

も違うのです。


その違いが
わかりやすく一覧でこちら載っています↓↓

石鹸百貨「重曹・セスキ炭酸ソーダ・炭酸ソーダの比較」



重曹のみ一部抜粋しますと

水にやや溶けにくい
油汚れの落ちやすさ : △
洗濯 : ×
クレンザー : ◎
消臭 : ◎




そして
アルカリ剤の特性は

①油汚れ、皮脂汚れに強い
②たんぱく質汚れに強い


なので

キッチン周り・お風呂掃除・洗濯等々
家の中のお掃除に大活躍する

というわけです。







また
石けんと重曹の違いですが、

・石けん→界面活性剤(油脂と水を混ぜ合わせる力)
・重曹→アルカリ剤(酸性を中和する力)

となります。


これだけだと
なんのこっちゃ、ですよね。



洗濯
イメージしてみてください。


重曹のアルカリ剤(酸性)が
衣服の皮脂(アルカリ性)を中和して溶かし、
石けんの界面活性剤が
それをキャッチして水に留める。

※正確には重曹は洗濯にはあまり向かないようです。あくまでイメージ。



なんとなくイメージつきましたか?



一括りに洗剤と言っても
それぞれです。


目的によって

使い分け
してみてください♡



最初は面倒くさいと感じるかもしれません。


でも

汚れの性質と
洗剤の性質を

理解すれば大丈夫!

難しい事ではないんです。

用途別の洗剤を買わずに、
多用途に使えるものを使いこなせる。

とても楽ちんですよ♡





布巾の煮洗いは、
定期的に行うのがおすすめです。



重曹は
手軽に使えるので数日置きの煮洗いに。


石けんは
手間がかかるので、月1回の念入りに煮洗いに。


頑張らないけど、ときどき頑張る!

ご自分のペースで
使い分けてみてはいかがでしょうかニコニコ



石けんでの煮洗い方法についてはこちら↓↓