原題：Act of Violence 製作年：2018年
製作国：アメリカ 上映時間：92分
ブルース・ウィリスものを好んで観ている．本作は2018年製ゆえブルース
の症状はそれほど悪化していない、普通の演技が観られる作品．
本年度累積123本目は米製のアクション作品．
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「ダイ・ハード」のブルース・ウィリス、「トランセンデンス」のコール・ハウザー、
「X-MEN」シリーズのショーン・アシュモアらが共演し、人身売買を生業とする
凶悪組織に立ち向かう捜査官たちの戦いを描いたクライムアクション.
婚約者ミアが何者かに誘拐されたローマンは、元軍人の兄デクランらと
ともにミアの行方を追い、彼女が巨大な人身売買組織の人質にされている
ことを知る．
一方、人身売買の捜査を担当しているベテラン捜査官のエイヴリーも同じ
組織にたどり着いていた．やがて、デクランの仲間であるブランドンの妻が
組織に殺されてしまい、復讐を誓うデクランたちにエイヴリーも密かに協力し、
組織を追い詰めていく．
以上は《映画.COM》から転載．
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冒頭は弟と女の子がいじめっ子に追いかけられて逃げている、あわやという所で
二人の兄貴たちが現れて撃退するシーンを冒頭に持って来て、この兄弟たちは
昔から強い兄弟愛で結ばれていたのですと念の入った背景説明から始まる．
次は、その兄が長じて退役軍人となったデグラン：コール・ハウザーがカウンセ
リング受診するシーン．退役軍人の心が判っていないと怒って出ていく．
彼がＰＴＳＤで悩んでいる説明シーン． とにかく演出が下手くそな監督だ．
そう、本作の主役はこのデグラン：コール・ハウザーと弟のブランドン：ショーン・
アシュモアで、末弟ローマン：アシュトン・ホームズの婚約者が人身売買の
マフィアに誘拐され、警察が当てにならなければ自分たちで救出するまで
を描く．
ブルース・ウィリスは客寄せの出演．脇役でしかない．人身売買組織を追う刑事役．
噂によると、ギャラが高いのでたった1日で出演分を撮り切ったとか（笑）．
デクラン：コールハウザーは、アフガニスタン戦線から戻って行き場が無い退役
軍人ゆえに生活も精神も不安定．その弟ブランドン：ショーンアシュモアは、結婚す
る末弟を連れて夜を楽しんでいたが、婚約者が悪の組織に拉致されてしまう．
デクランは、相手方へ踏み込み女性を救い出したが弟の婚約者は見つからず．
警察でブルースウィリス扮するエブリー捜査官が捜査に当たる事になった．
ブランドンの妻も報復で殺されてしまう．果たしてデクランは弟の婚約者を
見つけられるのか？ 三兄弟の暴走が始まる．
敵は麻薬と人身売買に手を染めるギャング．足の付かない娘を誘拐しては
クスリ漬けにして売春婦に落とし売りさばく非道さ．三兄弟が乗り込んで、
始まる戦闘シーンにも迫力があり、見せ場となっている．
最後の最期、ネームバリューのメンツもあるから、取ってつけたような独壇場
がブルース・ウィリスに与えられている．捜査バッジを上司に叩きつけて、
ラスボスの頭を打ち抜いて殺してしまう．これくらいないとね（笑）．
ブルース・ウィリスを脇にしたＢ級作品、普通の出来かも．
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