映画「トランスフォーマー ビースト覚醒」…相も変わらずのロボット戦争. | チャコティの副長日誌

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主役になれない人生を送るおじさんの心の日記.
猫と映画、絵画、写真、音楽、そしてF1をこよなく愛する暇人.
しばし副長の心の彷徨にお付き合いを….



原題:Transformers: Rise of the Beasts 製作年:2023年
製作国:アメリカ 上映時間:127分
 

 

いつも小馬鹿にしているわりには、毎作欠かさず観ているシリーズ(笑).
本作も観るつもりはなかったのだけど、観たい作品の待ち時間に
原語版が珍しくピッタリの時間だったので、観てしまった….
TOHOシネマズ柏で本年度累積180本目の鑑賞.
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2007年にマイケル・ベイ監督、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮
による第1作が公開されて以降、世界的大ヒットを記録してきたSF
アクション超大作「トランスフォーマー」のシリーズ通算7作目.
動物の姿をしたビースト戦士(マクシマルズ)が初登場し、新たな物語が
幕を開ける.

オプティマスプライム率いるトランスフォーマーたちが地球に来て間もない
1994年.あらゆる星を食べ尽くす、惑星サイズの規格外な最強の敵
「ユニクロン」が地球を次の標的に動き出した.

この未曽有の危機に立ち向かうべく、プライムは仲間たちを集め、
意図せず戦いに巻き込まれた人間のノアとエレーナ、そして地球を救う
新たな希望であるビースト戦士たちとともに立ち上がる.

人間側の主人公となる青年ノア役を「イン・ザ・ハイツ」「アリー スター誕生」
のアンソニー・ラモスが演じる.エレーナ役は「ユダ&ブラック・メシア 
裏切りの代償」などに出演してきた新星ドミニク・フィッシュバック.
「クリード 炎の宿敵」を手がけたスティーブン・ケイプル・Jr.監督が
メガホンをとった.

以上は《映画.COM》から転載.
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なぜ1994年の設定なのか意味不明.そこまで戻る必然性が説明されない.
トランスワープキーというどこでもドアのカギの争奪戦から争いが始まる.
トランスワープキーが2つに分かれ、合体させて機能するところは、MIの
2つのカギに似てるね.一つにしないところが、争奪が2倍になるから便利
なのだよね.脚本家の手抜きとしか思えない.

このシリーズの基調となるのは、ロボットと人間の友情.毎回人間側の代表
が出てきて、ロボットと供に闘うのが常なのだ.今回巻き込まれるのは、
優しき男ノア:アンソニー・ラモスと考古学者の卵の女性エレーナ:ドミニク・
フィッシュバックの男女コンビ.
 

 

又も黒人俳優の抜擢である.今日のハリウッドの状況では、白人俳優だけ
の採用は人種差別やLGBT配慮不足と非難の的になりかねないので、
とりあえず??無難な黒人俳優の採用に走る傾向がある.さもなくばアジア系
の採用である.アカデミー賞独占した「エブエブ」でも判るように…だ.

返って白人差別のような気もしないでもないが、全く問題視されないのが
ハリウッドの不思議….ノアも最後は強化スーツで交戦するし、エレーナも
考古学の知識を駆使して、二つ目のキー捜索の主をこなしたり、稼動し
始めたトランスワープキーを止めるべく、古代式操作盤で暗号を解いたり
とそれぞれの活躍を示す.

ロボット同士の闘いだとドカンドカンの連続で単調になってしまうので、人間
絡みのパート導入も必要だとは思うが、イマイチ活躍した感が少なかった
感がある.
 

 

ストーリーはシンプルすぎるほど、単調と言った方が的確かも.
マイケルベイ由来の、変身含めてのロボットの大活劇は相も変わらず
CG満載で見飽きた感が満載.闘いの場面なのに眠くなってしまった(笑).

とりあえずユニクロンは撤退させて、闘い途中で殉死したはずの、
バンブルビーもミラージュもなぜか生き返って、めでたしめでたし.
人間側のノアも活躍が某組織に知られるところとなり、就活に成功
するところで終わる.マルチバースでGIジョーシリーズに再登場か??

もうさすがに次作は観ないと固く?心に決めたのであった.