2003年10月15日
インド女一人旅16日目、アグラ4日目
アグラから車で1時間西へ行ったツンドラ駅から、寝台列車に乗った。
バラナシまで約12〜14時間。
スリーパークラス、ノンエアコン300ルピー(750円)。
1番上の段で横になった。
3等でもインドの寝台列車は快適だったが、心の中は不安でいっぱいだった
クレジットカードが気になる…
カード会社に電話したらキャンセルしてくれると思いつつも、気分が旅行どころではなくなってしまった。
日本から持ってきていた「深夜特急」全6巻(重w)を読んでみた。
「インド・ネパール編」を読み、筆者も何かインドで酷い目に合っていないか探ってみたが、そんなことはない。
今度は「地球の歩き方」の「旅のトラブル集」というページを読み漁った。
3ページに渡り、インドで騙されまくった人々の投稿が記載されていた。
ボラれるだけでなく、空き巣、スリ、購入したものすり替え…デリーの山奥で監禁されてお尻に何かの注射を射たれたという人…
ひ、悲惨
『向こうから話し掛けてくるインド人にはくれぐれも注意』と記載があった。
朝、バラナシ駅に着いた。
ガンガーの流れる聖地。
世界有数の観光地だけあって、一歩駅から出ると…
カモネギとばかりに、物凄い勢いのリキシャマンたちに囲まれた
喧騒度合いとしつこさが、これまで旅をしてきたインドの地で最高クラスだった。
安宿街はガンジス川沿い。
なんとか1番気の弱そうなオートリキシャを捕まえ、安宿街に行ってくれとお願いしたら「ここからは車は入れない」とゴードウリヤ交差点で降ろされた。
(バラナシを出るときに撮った夕方の写真)
人と牛の数が凄い…
お礼を言って降ろしてもらう。
オートリキシャを降りたら、今度は凄い数のサイクルリキシャとバクシーシ(お布施)とお金をせびってくる子どもたちに囲まれた。
それがまさにこの状態のとき。
インド最後の地、バラナシも一筋縄ではいかなそうだ…