ついに自家製のお茶を拵えてしまいました。
むかーしむかし、父が「やってみようと思って摘んできた。」と、嬉しそうにお茶の葉を抱えて帰ってきた日を思い出す。
数十年の時を経て、母もおんなじ顔して、しかも私を巻き込んで。。
「作ってみるかと思ってお前の分も摘んできたよ。」
まぁ嬉しそうに。
両親、夫婦でなくなって何十年も経つけど
よく似てるよ。
わたしゃここに手を出すつもりは無かったのよ。
工程調べるだけでまぁ面倒。
でもねぇ、私、割と優しいので(笑)せっかくの生葉を土に還すのは、母の摘み取る手間と気持ちを無駄にするようで忍びなく。
ええ、作りましたよ。
蒸して揉んで煎って揉んで煎って揉んで煎って揉んで煎って揉んで煎って揉んで…
パリパリになるまでおよそ3時間。
爽やかな香り、仄かな甘みのお茶ができました。
なんだかんだ言って、実は結構楽しかった。


