【石油系の建材を極力使わずに、再生可能もしくは土に還る素材を使った家、できれば動力に頼りすぎず最低限の冷暖房で暮らせる家を建てたい】

これが家作りのテーマでした。

よーするに木と紙の家です。

沢山の本を読み漁り、ここ!と思うモデルハウスを見学し、モデルハウスが無い会社や団体から資料を取り寄せました。
そんな中で、「無暖房無冷房の家に住む」という、なんとも心惹かれるタイトルの本に出会い、セルローズファイバーという断熱材の存在を知ってしまった事が全ての始まり。


最初はウレタンとか化学反応で泡を作るような断熱材も見ていて、途中から炭化コルクやウール
のような自然素材の断熱材があると知り、最後に知ったのがセルローズファイバーだったのです。

何が一番気に入ったかと言うと、「新聞紙」だってこと。

だってね、私みたいな昔のバイク乗りは、寒い冬にはジャケットの内側で新聞紙を抱いて走っていたのよ。新聞紙の保温力ってすごいのよ!
印刷されたものの、ミスやらなにやらで「ヤレ」(廃棄のこと)になってしまった紙が再利用されるって、素晴らしい!

もうこれで決まりでした。


その断熱材が我が家に吹き込まれる様子を見てきました。

ビッチリとシートを張って、


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専用の機械で

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パンパンに吹き込みます。

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新聞紙で包まれた家になりました。

熱源が無いので、それだけで暖かくはないですが、日照がある日の作業はグンと楽になるはず。