12/30 箱根・金時山から丸山へ | 本日も一日一歩

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仕事の合間に、街歩きや読書をしています。見たこと、感じたこと、考えたことを少しづつでも綴っていきたいと思います。

 2023年12月30日、箱根・金時山(きんときさん)から続く箱根外輪山を歩いてきました。

 ほぼ1年前も同じ金時山から明神ヶ岳方面へ歩きましたが、その反対側です。

 バスタ新宿から高速バスに乗って、9時19分、公時神社前で降りて出発しました。

 

 

 公時神社は、「〽まさかりかついだ金太郎~」のモデルになった平安時代後期の武士、坂田公時(さかたのきんとき)が祭神です。

 

 

 「公時宿り石(きんときやどりいし)」です。

 幼少の「金太郎」が育て親山姥(やまんば)と、この巨岩の下で生活していたと言われています。

 岩を支えるように木の枝を置くのは、あちこちの山でも見ますが、何かのおまじないでしょうか。

 

 

 東方面が開けた場所に出ました。

 昨年歩いた稜線の先、明神ヶ岳の大きな山体が左奥に見えました。

 

 

 金時山の山頂近くは、なかなかの急登です。

 

 

 10時30分、金時山(1,212m)山頂に着きました。

 箱根町設置の山頂標識は、鉞(まさかり)を模しています。

 

 

 昨年は雲がかかっていて富士山の姿は良く見えませんでしたが、この日は秀麗な姿を見ることができました。

 

 

 山頂には2件の茶屋とトイレがあります。

 

 

 こちらは「元祖金時茶屋」、通称「金時娘の茶屋」です。

 富士山の強力(ごうりき)、小見山正氏が建てた山小屋で、正氏死後はその娘(妙子氏)が茶屋として守っていました。

 小見山正氏は、北アルプス白馬岳の山頂まで、200kgの重さの巨大な風景指示盤を背負いあげた人物で、新田次郎の小説「強力伝」のモデルとなりました。

 

 

 なめこの味噌汁(600円)とゆで卵(100円)を食べました。

 見たとおり、なめこが半端ない量でたくさん入っており、これだけでお腹いっぱいになります。

 

 

 中央奥には、箱根山の最高峰、神山(かみやま)が聳えています。

 その中腹には、白煙を上げる大涌谷が見えます。

 眼下には、別荘地やゴルフ場、ススキの草原がある仙石原が広がっています。

 これらを取り囲むように連なる峰々が箱根外輪山で、外輪山で一番高いのが金時山です。

 

 

 この日の行程は、金時山頂から長尾山、丸岳、1063峰と箱根外輪山を縦走し、芦ノ湖の湖尻、桃源台に下山するコースです。

 

 

 〽あたまを雲の上に出し~

 金時山頂を後にしました。

 

 

 振り返ると、とんがった金時山が見えました。

 

 

 何もない長尾山頂を通過しました。

 

 

 11時50分、乙女峠(標高1,005m)に着きました。

 

 

 左に金時山、右に明神ヶ岳が見えました。

 

 

 乙女峠からは、陽光が降り注ぐ尾根道を歩きました。

 

 

 12時41分、丸岳(まるだけ、1,155m)山頂に着きました。

 ここで昼食休憩としました。

 

 

 箱根山・神山と芦ノ湖が一望できます。

 

 

 左手は、カルデラ壁と呼ばれる急な崖となっている尾根道なので、眺めを楽しみながら歩くことができます。

 

 

 両側に竹林が迫った道です。

 

 

 縦走路とほぼ平行して、箱根スカイラインが通っています。

 

 

 14時9分、富士見ヶ岳公園に着きました。

 富士山と愛鷹山の眺めが素晴らしい場所です。

 

 

 箱根山の峰々と芦ノ湖の眺めが素晴らしいです。

 

 

 芦ノ湖畔まで下りてきました。

 

 

 15時11分、この日のゴール、箱根ロープウェー駅のある桃源台(とうげんだい)に着きました。

 

 

合計時間 5 時間 56 分  休憩時間 1 時間 18 分
距離 12.1 km  のぼり / くだり 1085 / 983 m