以来、ほとんど撮らなくなってしまったものが
である。
定期列車の運休を伴うために事前の告知が欠かせない伊豆箱根鉄道大雄山線を除くと、すっかり
鉄道趣味の行動パターンから外れてしまっているのだが…
数日前、友人のブログで多摩川線白糸台車両基地で甲種輸送の準備をしているとの投稿が。
多摩川線からは伊豆箱根鉄道カラーの241F、そして小手指からはベージュ塗装の249F。
したがって、この土日で恒例の輸送があることは把握したが…
しばらく撮影してこなかったこと、最近の撮り鉄の状況、そもそものこの輸送にかかわる情勢等
さまざまに考慮すると、二の足を踏んでしまう自分がいた。
加えて、年末年始にまつわる諸準備もあり、それを処理消化できるのが実質今日のみ。
それもあって実際に動き出したのは昼前になり、まずは所沢から新101系263Fの牽引によって
新秋津に回送されてくる列車を捕捉しようと動き出したのだが…
前より、回送時間が早くなっている?
以前の感覚で新秋津駅から短絡線に動いていくと、カメラを持つ人が向かい側から歩いてくる。
それが何人もすれ違い、たまらず親子連れに聞いたら、つい今さっき通過していったという。
マジかー!!
263Fの解放と、JR線内の牽引機連結作業は疲れが残っていたため追わず、暫時昼食休憩。
ここでも待たされて、さらに疲れたのはここだけの話。
気持ちを立て直して、秋津駅周辺を歩いて武蔵野線沿いへ。
しばらく検討し、行き止まりの路地に入って突き当たりへ。
最初は1人だけ居たが、ほどなく自分含めて5人に膨れ上がった。
思っていたより天気が回復し、すっかり逆光になったものの…
まず、新秋津から新座貨物ターミナルへ回送される甲種輸送を迎撃。
今日の牽引機は、ここにきて減少傾向に拍車がかかっているEF65PF、2066号機。
こちらもこれまでの運行実績に比べて、10分ほど早い通過に。
新秋津駅ヤードの訓練線新設に伴う配線変更から直接八王子に向かわず、新座貨物ターミナルで
機回しの上で折り返す方式に変更されてからだいぶ経過した。
撮り鉄にとっては記録できるポイントが増加するが、運行側にとっては苦しい処遇だろう。
それが、近年特に新座貨物ターミナルから八王子に向かう運行では垣間見える。
それが、新秋津駅構内含む運行区間沿線界隈での撮り鉄のマナーだ。
今日も、新秋津駅では度重なる構内放送での注意喚起、さらには駅員2名も現場に入って注意が
促されていたにも関わらず、通過直前にも目に余る光景が展開されていた。
それもあってだったのか、今回は新秋津駅中線に停車することなく通過していったのである。
しかも今回は、中央線内に入って国立も、立川も、日野も、豊田も一切スルー。
どこにも停車することなく、八王子まで走り切ってしまった。
それもこれも、これまでの行動の蓄積がこの結果になっている事にまだ気がついていないのか。
そして、その見苦しい独りよがりな振る舞いは、八王子駅でも見られた。
八王子駅で追って入ったところで、理由はわからぬが駅員に突っ掛かる人を1人目撃した。
身なりからして、今回の甲種輸送を撮りに来たのは明らかだったが…
そういった独りよがりな振る舞いが、自分はおろか周りのマナーを守る撮り鉄の首を絞める事に
まだ思い至れていないという現状を、強く憂うこととなった。
それは、この1カットをもってしても、残念ながら明らかに見えてはいまいか。
この八王子駅においても、幾度に渡り構内放送で注意喚起をしているものの
ちょっとくらいなら
自分は関係ない
という軽い気持ち、油断、驕りが表れてはいまいか?
残念ながら先日のVSEラストランでも同じようなことを感じたが、相変わらずの印象である。
さて、全通過で相当時間に余裕があったからか、EF65は解放のみされて暫く動かなかった。
それもあるのと、処理業務もあることから今日はここで軽く撮影して切り上げた。
近年の車両交換甲種輸送はEF210の登板機会が増えてきており、EF65の登板は減りつつある。
そして、再来年には多摩川線も“サステナ車両”東急9000系による置き換えも発表されている。
いよいよ全体的な激動期に入ってくる中で、いかに常識的に動けるか?
また「だから撮り鉄は…」とみっともない姿を満天下に晒してしまうのか?
前後してVSEラストランの事を絡めて書いていくが、また良識が問われる時が来ている。