消えゆくものを、粛々と。
そのあくなき記録の蓄積は、身近なところでも続いていた。
激変3.12シリーズ
3月12日のダイヤ改正で廃止された、中央快速線の八高線直通電車。
その源流たる「高麗川行き」の行き先表示も、この改正をもって見納めとなった。
2019年3月のダイヤ改正からは、平日運転の下りが通勤快速に格上げされる変化もあったが…
八高線のワンマン化を機に、直通運転に大鉈が振るわれようとは想像もしていなかった。
箱根ケ崎行きの実乗の時にも書いていたが、やはり高麗川行きに乗るには少し時間が遅く…
廃止一週間を切ってようやく、高麗川駅まで乗ってみようという気になった。
運行時間が遅いのもさることながら、実際に乗ったのもこれが最初で最後※という遅さだった。
ただ、それに至るには若干段階を踏むのも必要だったが。
※青梅線立川始発の直通は、電化開業当日など度々利用していた
平日は通勤快速である故の悩みで、三鷹だと遅延のない限りギリギリで間に合わない。
遅延するとその分帰りも遅くなり、翌日に支障を来す可能性もありまた良くない。
仕事上がりでただでさえ疲弊している中で、その賭けはいささか危険かつ無謀なことであった。
このため、最後の週は電車遅延のあった7日を外し、8日〜10日に記録を仕掛けた。
* 富士急行線直通河口湖行きは後方6両を大月で切り離すが、前面は「河口湖」の単独表示
土休日の快速の場合は、吉祥寺からこの表示になった。
3月10日木曜日、国分寺にて
立川からは、来た道を逆戻りする形に。
自分の計画都合上、高麗川行きに乗れるのはこの日が最後。
そのため、最初で最後の直通乗車になる。
刻々切り替わる情報案内装置も、この列車だけしか表示しないパターンが。
なかなか混雑している車内でカメラを向けるのは、かなり勇気がいったけどw
ただ、もうすっかり夜の帳も降りているので、気になるポイント以外は動かない。
ただでさえ毎日使っている区間だから、慣れ切っているのでね。
通常の乗り換え案内より長尺になるので、このブログには載せられないのだが。
この解放前、拝島駅の構内放送ではかなり強めの注意が飛んでいた。
分割地点の幅が狭いにも関わらず、真ん中で止まって撮ろうとしていたのが随分いたようで。
まぁ利用客側も乗車時に早め早めに所定の号車に乗っていれば、という話にもなるんだが…
分割作業そのものが今はレアケースだから、致し方ない部分もあるのだろうか?
だがこちらは、高麗川まで行くので乗り遅れないように人混みを掻き分けて前へ動く。
最初で最後の、E233系高麗川への夜の旅、いざ!