東武30000系、東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線乗り入れ運用から撤退 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

東武鉄道30000系のうち、最後まで本線系統に配置されて東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線へ

直通する運用に入っていた31609F+31409Fがついに営業運転を離脱し、南栗橋工場に入場した。

これで2003年3月の半蔵門線押上開通以来、実に18年3ヶ月に及ぶ乗り入れ運用から撤退した。

車両自体はすでに製造開始から25年経っているし、運用的には十分に長い期間全うしたのだろうが

2006年からは既に次期乗り入れ車両である50050系が運行を開始、地上線運用を経て2011年からは

東上線への転用が始まり、ついにこの度の全編成直通運用からの離脱という形となった。

 

自社線内でも伊勢崎線浅草駅など10両編成を運用できない区間があったり、導入の当時に存在した

西新井・杉戸両工場の検査スペック、さらに前述するように後継の50050系の導入が早かった事も

あるが、中間運転台があることが直通先の東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線内における混雑に

対応しきれなかった事が災いし、東武側の乗り入れの主力でいられたのはごく僅かな期間だった。

 

そんなこともあってか、特に東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線内での遭遇率が極めて低い。

特に2015年以降、押上に行くために九段下乗り換えで半蔵門線を利用する率が激増しているのだが

その割に記録がまるで見当たらないのは、面倒で撮らなかったのか本当に遭遇しなかったのか。

(その割に、東急8500系の記録は散々五々残されているのだが)

秋刀魚なんてニックネームがついているのを知ったのも、ごく最近のことだったし。

 

2007年11月28日水曜日、東京メトロ半蔵門線大手町にて

そんな中で、最初に出てきたのは半蔵門線内。

番線からすると大手町だったようだ。

この時は久喜まで撮影兼ねて乗り鉄に行っていたようで、その行きしなだったようだ。

この時点で既に50050系の導入が始まっていて、遭遇率が低下している最中の初遭遇だったよう。


ただもしかしたら、2002〜3年頃数回あった伊勢崎線足利・太田方面への遠征の際に遭遇したかも

しれないのだが、当時は撮り鉄停滞期とそもそもの撮影目的の関係で、それ以外の撮影を節制して

いた問題からか、その頃の東武線自体をほとんど撮り残していないらしい。

明確に撮影の記憶があるのは、館林で乗り継ぎ時に遭遇した1800系通勤化改造車程度だったはず。


そして、その方面との付き合いが自然消滅してからは、東武線に乗ることすらも皆無に近くなり…

この時みたいにほんの時々、気が向いて乗った時くらいになっていた。

回数ですらその程度なのだから、余計に遭遇率が低くなっていたわけだ。

 

2009年10月22日木曜日、伊勢崎線浅草にて

次に遭遇したのは2009年。

この頃は木曜が休みのことが多く、比較的空いている平日に出かけることが多かった。

この時は、リニューアル後の東武博物館にふらり行った記録があり、その往路。

この時点で多くが直通運用から離れた形になっていたようで、この時に初めて浅草駅で目撃した。

浅草駅入線ということで、基本の6両単独での運行であった。


しかも浅草駅の先端で狙うなんて、今となってはこの場所に立つことすら覚束ず貴重な場面。

(さすがに怖かったからか、停車中の電車内から撮っていたようだが)


流そうとしたらしいが、下手w


復元改修前の浅草駅外壁と30000系の組み合わせも貴重。


…ただ、それが結果的に最初で最後の浅草駅での遭遇となった。

その後東武鉄道に乗る機会が少しずつ増えていくのだが、不思議と写真が残っていない。


2016年3月1日火曜日、東急田園都市線宮崎台にて(たぶん)

さらに乗り入れ先の東急田園都市線となるとよりレアで、現状発見されたのはこのカットのみ。

田園都市線だと二子玉川、溝の口、長津田あたりで撮ってそうなのだが、意外に皆無だ。


ちなみに、クレジットに(たぶん)と書いたのは、乗る機会が少なく乗り慣れていないから。

そして、この時に電車とバスの博物館に訪問した記録が残されていることからの推測である。

 

2016年4月15日金曜日、東京メトロ半蔵門線半蔵門にて

そして、関連線区で最後の撮影になるのが5年も前。

大森海岸から神保町に向かったプチ都内巡りで、TOKYO FMに立ち寄った時のものだったらしい。

これくらいから主に東京メトロ半蔵門線の九段下〜押上間の利用機会が増えてくるのだが、ガチで

撮影対象にしていたのはやはり東急8500・8590系が最優先であったのは否定できない。

今後は半蔵門線も8000系の置き換えが始まるし、取り組み方を意識して変えていく時期になろう。

東武30000系の振り返りは、これを改めて気づかされた良い機会になったと前向きに捉えたい。


5月25日火曜日、東武東上線和光市にて

今後は、全150両が東武東上線にて余生を過ごすことになる。

こちらはより利用頻度が低く、撮影の取り組みはまだしていない。

その時が来る前に、少ない機会を伺って撮影を増やしていきたい。