2018.10.5 東京メトロ6000系定期運用最終日 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

10月5日。
約半世紀に渡り首都圏の通勤通学、そして日常生活を支えてきた東京メトロ6000系がついに歩みを止めた。
乗り入れ先の国鉄・JR東日本、そして小田急から送り込まれてきた後輩達よりも長く、手直しを受けながら
設計当時に意図された通りに、21世紀を遥かに超える今まで走り続けてきた。

最後まで残ったのは、2編成。
1次量産車の6102F。

この日、時間の関係で北千住から撮影スタート。
6102Fはこの列車で一旦入庫してしまう11S運用だったから、この朝唯一の撮影機会だった。

ただ、普段千代田線に乗っていないから、ここに立って初めて思い出した。

1号車が女性専用車だったってことに。

控えめに撮影をして、ここではやむなく見送る決断をした。
この日の夕方の出庫・最終運用は用事があって見届けられず、通常仕様の最後の記録となった。

そして、5次量産車の6130F。
奇しくも、3月の銀座線の時と同じ30編成が最後まで残る結果になった。
ここは一度町屋まで赴き、出迎える。

方向幕のLED化や側扉窓が大型化されたりと変化は著しかったが、それだけ大切に運用されてきた証。

ただ、前面展望に拘りがあった人には、非常扉に遮られるこのデザインは賛否両論あっただろう。
今となってはあまり関係なくなったけど、色々乗り潰していた高校生前後の頃は避けていた車両だったな。
まぁ、避けていても当たる確率は有楽町線7000系・半蔵門線8000系と同じで高かったけどね(笑)

綾瀬の中線での折り返しシーンを見るのも、これが最後になるのか?

6030F最後の定期運用は04S運用。
この日はここから代々木上原まで全線を1往復して入庫、運用終了となる。
11月11日まで土休日に運行される特別運行は霞ヶ関までのため、最期の代々木上原入線となるか。

朝ラッシュのピークは越えていたはずだが、遅れがじわりじわりと拡大。
後続の電車のライトに怯えながら(笑)ゆっくり下っていく。

今まで、半世紀近くも日常風景だった6000系のある光景。

それが、いよいよ終わる。
あくまでも平穏なのが、この電車に対する餞らしい。

そして、

ついに代々木上原に到着。

最後の引き上げ、入換作業。

まだ通勤利用は多い時間。

そんな中で、黙々と輸送をこなし、

あくまでもシンプルに、努めて冷静に。

10:39。
定刻よりは15分ほど遅れたが、これをもって定期運用を終えた。
しんみりする間もなく綾瀬車両基地に回送されて行ってしまったが、これも6000系らしいか。
さて、11月11日までに特別運転に乗りに行く機会はあるかな?