2018年3月16日。
JRグループダイヤ改正を翌日に控えた朝。
我が地元の中央線も、201系と115系が引退して以来久しぶりの大変化が訪れようとしていた。
5:46。
自分は八王子駅の3・4番ホームに降り立っていた。あまり深く眠れないまま4時過ぎに起きて、5時に家を出て。
こんなに早起きしてこの駅に来るのは、元職最初期の雨の時以来だから17年ぶりだろうか?
駅に着いて、一目散に目指すのは…
ライナー券売機
GETだぜ!!
そう、この日。
四半世紀にわたり走り続けてきたE351系が、定期運用から完全撤退する。
特急スーパーあずさはE353系に統一され、間合いで運用されていた中央ライナー2・7号には
ダイヤ改正後からE257系が充当されることに決まっていたからだ。
自分のような惜別の趣味人のほか、通勤利用客も多く買い求めていたようである。
あちらこちらでカメラを向ける人は多くいたが、まだ全然穏やかな朝。
そりゃ、6時台に八王子まで行くのは普通はなかなか大変だ(笑)
こういう部分、ずっと沿線在住という強みは大きいね。
中央線で、山男として終われるというのは、一番理想だった形だろう。
急いで車内に入り、通路を抜けていく。
必死に車内放送を録ろうとする【音鉄】が少し目立つ以外は、実に穏やかな旅立ち。
まずは、通勤ライナーとして東京まで50分間の助走。
そしてここから長い長い、別れの旅の始まりである。