【折返場点描・第109回】多摩南部地域病院／京王電鉄バス

第109回：多摩南部地域病院（たまなんぶちいきびょういん）

所在地：東京都多摩市

乗り入れ会社（担当営業所）

京王電鉄バス（桜ヶ丘営業所）

京王バス南（多摩営業所）※多摩市ミニバス

発着系統

［桜73］聖蹟桜ヶ丘駅〜多摩南部地域病院（東寺方・愛宕団地・多摩センター駅経由）

多摩市ミニバス東西線右循環［永52］永山駅行き（多摩センター駅・豊ヶ丘北公園経由）

多摩市ミニバス東西線左循環［永53］永山駅行き（唐木田駅・総合福祉センター・瓜生経由）

第109回は病院編。

多摩ニュータウンにある中核病院の折返場です。

多摩南部地域病院は公益財団法人東京都保健医療公社の運営する医療施設で、東京都内で7ヶ所

管理している病院のうちの1ヶ所として、1993（平成5）年7月26日に開院しました。

（開設当時は財団法人。2012（平成24）年4月1日より公益財団法人に移行）

以来、都内区東部についで病床数が少なかった多摩南部の中核病院として機能しています。

バスはすべて正面玄関前から発着します。

ロータリー内は手狭で、車の駐車は厳禁！

東京都指定の二次救急に対応しているため救急車の出入りもあり、注意を要します。

バスはすべて急坂を上下して出入り。

長尺のノンステップバスだと、割といっぱいいっぱいです。

出入口には信号はなく、これまたいっぱいいっぱいで慎重な出入りが求められます。

バス停は2ヶ所に。

①番乗り場は正面玄関に屋根が直結、十分な幅があり雨の日も安心です。

①番乗り場は、聖蹟桜ヶ丘駅行きと多摩市ミニバス東西線右循環が発着。

右循環とは、よほど多摩市内の交通に精通していないとピンとこない呼び方かもしれません。

（実際私は、書いている今もあまりピンときていませんが。笑）

なお、多摩センター駅に帰るにはこちらの右循環に乗ったほうが早いということ。

そういう面では、聖蹟桜ヶ丘駅行きと乗り場をまとめる意味があるのだと思います。

多摩センター駅発着の路線があるのは解せませんが、京王標準仕様の路線図。

主要駅までの標準所要時分が書かれているのは、サービス的にも手厚くて良いと思います。

ここまであちこちを巡ってきましたが、やはり会社によって温度差はあるなと…

平日朝、土休日夕方を除いて基本12分ヘッド。

朝8時頃から21時頃までの運行と、通院客に配慮したダイヤとなっています。

但し、何故か平日夕方以降のダイヤがガタ減りすることには要注意。

一方、多摩市ミニバスは終日45分ヘッド。

そこそこの利便は確保されています。

なお、運賃は京王電鉄バスと同じ距離制を採用。

屋根柱間にはベンチが設けられ、基数も多くゆったり待つことができます。

そしてミニバス左循環は、正面玄関左側のスペースに。

道路にも『ミニバス』と書かれているのが微笑ましい。

こちらのバスは小田急多摩線唐木田駅を先回りします。

あくまで主眼は鉄道連絡よりも、地域アクセスを重視している感じが。

状況に応じて使い分けていきたいものです。

路線データ

多摩センター駅まで

運賃：200円（IC195円） 所要時間：約7分

聖蹟桜ヶ丘駅まで

運賃：270円（IC268円） 所要時間：約30分

永山駅まで

右循環運賃：250円（IC247円） 

左循環運賃：320円（IC320円）