所在地:神奈川県川崎市多摩区
乗り入れ会社(担当営業所):川崎市交通局(菅生営業所)
※相模神奈交バス菅生営業所に管理委託、2017年4月より直営化予定
発着系統
[登06]菅生車庫~カリタス学園(宿河原駅入口・多摩病院経由)
[登06]鷲ヶ峰営業所→カリタス学園(宿河原駅入口・多摩病院経由)平日・土曜1便のみ
[登20]登戸駅入口〜カリタス学園(登戸新町経由)
[登21]新船島橋〜カリタス学園(多摩病院経由)
第79回に至りまして、ついに登場します。
どこで折り返す?折返場のない折返場
今まで、この折返場点描シリーズでは、以下の定義に則った上で紹介してきました。
①舗装、非舗装の、一定の折返しスペースがあること。誘導員の存在有無は問わない。
②駅と名の付くバス停、駅前ロータリーは対象外。
※但し狭隘などを理由に特殊形態だったり、駅から離れた場所に設置された場合は対象。
③車庫・営業所は対象外。ただし格下げされた場所、操車場は紹介対象。
④終端部ループ、循環運行は対象外。
てことで。
基本は、敷地がある折返場をこれまでずっと紹介してきたわけです。
しかし。
いよいよ、その定義が崩れる時がやってきました。
折返しって言ったって、奥が深いんです。
登戸から川崎市バスのカリタス学園行きに乗って、終点までやってきました。
誘導されるがまま、右折。
降車ポールもなにもない、交差点の一角。
そこで乗客は全員降ろされてしまいました!
あれ、ここからどうやって折返すの?
路地を使って回ってくる?
まさか無駄足踏んだ??
と思ったら、
ん?
バックランプ点灯??
まさかそんな…
そういうこと。
はい、ここには、千歳烏山駅北口や北沢タウンホールのような折返場、発車場がありません。
路地に頭を突っ込んで、誘導員の指示で切り返す。それで、発車バス停に着ける。
路上転回の究極形なんですね。
だから正直、ここで紹介対象にしていいものかは迷いましたが…
やっぱり、広義の折返場と言えるのではないかなと考え改めた由。
それもこれも、登戸駅の位置関係が起因しています。
昔は登戸駅前にバス停すらありませんでしたからね。
川崎市立多摩病院ができてから多くが新船島橋まで延伸しましたが、こちらはループ折返し。
登戸駅入口は、登戸駅手前の交差点で右折するだけです。
平日朝の通学時間帯が10分間隔になる以外は、15〜30分間隔の不等ダイヤ。
1時間開く時間帯もありますが、誘導員の休憩確保の意味合いもあるのかな?
後日紹介予定の中野島多摩川住宅への路線開設後、そちらに本数が振り分けられた模様。
交通量がさほど多くないのが、救いどころか。
路線データ
運賃:210円(IC206円)
所要時間
登戸駅多摩川口まで約6分
菅生車庫まで約41分