@西国分寺駅前
高校受験を終え、母と待ち合わせした場所
当時はここに、街頭テレビがあった
そのテレビは、神戸の街の惨状を映し出していた
燃える建物
倒れた高速道路…
どれもこれも、想像できない光景ばかりだった
あれから17年
昨年、日本をまた大きな惨禍が襲った
元旦も、そして今日もまた揺れた
癒えては傷つき、また癒えては傷つくの繰り返し
考えるにつけ、この国には宿業の嵐が吹き荒れている
正しきものに目を逸らし、誤ったものを信じてきたツケではあるまいか
もうそろそろ気がつかないと、更に未来に負の遺産を残すことになる
あの震災後、自分は幾度となく神戸に足を運んだ
地震で潰れた六甲道の駅にも降りた
年を追うごとに、見た目だけは復興が進んでいるように見えた
しかし、心の復興は遅々として進んでいない
東日本も、先行きが長いのは目に見えている
どうするべきか?
どうあるべきか?
またそれを、真剣に考えていく日にしていかねばならぬ
1月17日 午前5時46分
阪神・淡路大震災
この日、この時間、生涯忘れまじ