さて、この後篇ではその名物の狭隘区間を外から眺めて見ましょう。
朝は4分おきという神業といえるダイヤを構成するために、この狭隘区間内には待避場が
国分寺第三中学入口停留所を挟んで二ヶ所、設けられています。
いま考えるとそこまで極端じゃないのかもしれないけど、それでもこの道幅でこのサイズの
バスが颯爽と走ってくるのはかなり迫力があります。
左横の建物が建て替えられたせいか、以前より広く感じるようになりました。
…ついでに言うと、けやき台団地方面行きのバス停が無くなっています。
守衛所に時刻表が貼られ、その代わりをしているようです。
もっとも、団地方面に行くために乗る乗客はそんなに多くないようなので、これでも充分だと
考えられているのかもしれませんがね(実際、ほとんどいなかったし)
車道と歩道ギリギリに建てられています。
まぁ朝は、時刻表なんか見なくてもひっきりなしに来るだろうからね。
結構沿道の住宅は建て替えられたりしているけど、まだまだのどかな風景が残っていて
一時の癒しがあります。
錆びついた看板も残っています。
守衛ボックスもあり、ラッシュ時はここで誘導・待避が行われています。
国分寺第三中学入口バス停に戻り、交換風景を激写。
まず、国立方から団地行きが入線。
日中は、こんなダイナミックな光景が10分おきに展開するのです。
駅行きが先に入線したシーン。
これで取材を終えて、けやき台団地へ向かいます。
後に聞いたところによると、やはり代替車両の導入はかなり前から検討はされているとのこと。
しかしそのためには、区間内にある坂の改修が必要不可欠だという。
(一度試運転をしたら、坂で床をこすったらしい…)
立川バスの基幹・ドル箱路線でもあるために、他路線と比べてノンステップ車が入れないことは
サービス面ではかなり影響(乗客からの苦情)もあるそうだ。
しかし、この車両を延命させることはもはやこれ以上困難。
ノンステップ車が導入開始した後も、この車両を導入し続けたりもしていたが(最新車は2000年製)
現状、もってあと数年といったところまで差し迫っているらしい。
現在としては、行政側も含めて検討中の段階の模様。
いろいろ複雑な面があるが、良い方向に進むよう祈りたい。
国21 国分寺三中入口8:34→けやき台団地 車両J720
けやき台団地に到着。お疲れさまでした!
このバス旅はまだまだつづく…
バス好きの皆さま、続編をお楽しみに?!(笑)