今週は夏休みをとって、群馬県の水上高原に行っていた。

{9BF33564-6817-4373-940D-C93B9E9D12C2}

避暑地ではあったが、今週は東京も涼しく、水上はさらに寒いくらいだった。

しかも雨模様。

幸いなことに大雨にはならず、小雨混じる中、涼しくスポーツや、レクレーション、温泉を楽しむことができた
それはそれで楽しかった爆笑



夏休みと言っても、会社としての夏休みはなく、皆交代で取得する。

しかしお盆に夏休みを取得する人はあまり多くない。独身の人たちはなおさら。季節の風情などまるで感じられない。


休み中も、会社のスマホ持ってるから、常にメールは飛んで来る。



上司の取締役からメールだ。

「私の部下のAさん(40代女性)をある担当から即刻外し、別の者を充てること!猶予はない即刻!」

この取締役、Aさんが大嫌いである。クビにしたくてしょうがない。

Aさんが取締役の管轄の仕事の一部を担当していて、どうもそのアウトプットが気に入らないらしい。


Aさんに全く非がないとは言えないが、8割がた取締役の言いがかりだ。

正当な理由なき、外し、である。


なんでまたこんな大事な話を、メールで、しかも夏休み中に、さらに何人もの部下をメールCCに入れて送ってくる⁈ムキー



困ったな。 ショボーン

Aさんにどう説明する?

これじゃAさん辞めちゃうだろう。
まあ、それが狙いだろうがキョロキョロ



後任者にどう説明する?

いきなり担当変更されて、すぐに軌道になど乗れないだろう。


中間管理職はつらいよショボーン
奮闘努力の甲斐もなく〜♫えーん


よくある人事施策の失敗の流れが継続している。


仕事の出来ない奴、素行の気に食わない奴がいる場合、社内に後任者がいれば、退職に追い込む。

それを見た後任者は、次は我が身とばかりに、長続きしないで辞めてしまう。

後任者が見つからなければ、逆に辞めないように給与上げたりして、騙し騙し丁重に扱う。

しかし給与上がっても、全ての責任をなすりつけられ、こき使わるだけだから、これまた長続きしない。

周囲の人間も、これらの人事を目の当たりにすることで、会社へのロイヤリティは薄れていく。

つまり、みんな短期間で辞めていく。
ノウハウは常に分断され、蓄積されない。

この取締役でさえ、どこかで限界がきてやめることになるのは否めない。

会社は取締役のものではないのである。彼さえも雇われ人なのだ。



会社の取締役ってのはくせ者である。

かなり偉い身分だが、社長より偉くないところがミソである。


評価者は社長ただ一人。
そこだけを見て仕事しているんだ。

社長は結果にコミットする取締役を評価するのは当然である。短期的には。


では、中長期的には?

そんなこと考える余裕がある会社はごく僅かである。

経営者は、
わかっちゃいるけど、やめられない。
短期志向せざるを得ない。


取締役になってみれば自ずとわかる。


そして、下に行くほど割りを食うのである。

資本主義なんてそんなもんだ。
それもそろそろ終わりかけてるけどな。



それにしても、今回の私は取締役の狂気のメールを読んで、比較的冷静にしていられている。

私の狂気が発火するほどの暑さが、今週はないからだと思う。

しかし、ここのところのHard Rainを目の当たりにすると、その狂気さに恐怖さえ感じる。


「八月の歌」でも聞こうニヤリ