3月7日(木) 上野の国立博物館 平成館で開催中の本阿弥光悦の大宇宙展。



この展覧会行きたいなぁと思っていたのにうっかりしていたら会期終了の3月10日まで後わずか。慌てて行ってきました。



本阿弥光悦は安土桃山から江戸時代初期の総合芸術家。私は光悦のお茶碗が好きで、そこから光悦に興味を持ちました。


会場内は撮影禁止で唯一許されていたのはビデオルーム。そこもビデオ撮影はNGでしたのでところどころ写真に撮るのみ。









蒔絵作品や茶碗の展示の他、多かったのは雲母(きら)で装飾された料紙や金泥銀泥の下絵に書かれた書の数々。書はよくわからないのですが、実物からは筆の動きが感じられました。


圧巻は鶴下絵三十六歌仙和歌巻

下絵を描いたのは風神雷神の屏風絵で有名な俵屋宗達。光悦が宗達を引き立てたという関係だったらしく、この蒔絵の他にも光悦、宗達のコラボ作品の展示が多数ありました。



この三十六歌仙和歌巻はとても長い巻物でしたが、この宗達の下絵の上に字を書く。一発勝負ですよね。うわ〜、なんて思ってしまいました。







最後がお茶碗の展示。

もうため息〜ラブ



特にいいなぁと思ったのは黒楽の村雲と赤楽の乙御前(おとごぜ)。乙御前とはおたふくのことだとか。



他にも、刀剣の鑑定書(刀剣の鑑定は本阿弥家の家業)を折り紙ということが現在でも品質を保証する折り紙付きという言葉の語源だったり、池上本門寺や中山法華経寺の扁額が日蓮宗に深く帰依する光悦筆だということとか新たに知ることが出来てとても楽しめました。


寒緋桜が満開でした。




コリンは留守番でした。


前脚の跛行がなかなか改善しない上に咳も出るようになって。動物病院に行かねば。


ご訪問ありがとうございました。



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