さて、今日から彼岸の節期。修行の7日間に入りますよ~
仏教では、私たちのいる煩悩や迷いに満ちた世界を「此岸(しがん)」、
ご先祖様のいる悟りの世界(極楽)を「彼岸(ひがん)」と呼びます。
この、お彼岸期間は、悟りを得るための修業期間と捉えられていました。
あの世と、この世が 一番近くなるのが、彼岸の期間です。
原始仏教にANICCA(アニッチャ)という術語があります。
これは、留まることなく変化し続ける宇宙そのもの。
生滅変化を指します。
私たちは、日頃 浄化、清浄・・・・ と クリーニングを氣にかけることが多いですが、
言ってみれば、自浄作用は生命の本質だと、思えるのです。
それは、私たちが頭で考えても、解らない 精妙な働きだと感じます。
人のカラダの、恒常機能(ホメオスタシス)も、
自然治癒力も、
結局、検査技術や薬学 が恐ろしく発達しても、解明されるどころか、
本質からは、次元が違うほど 離れていくように感じています。
以前、アニカヒーリングにて、徹底的に 「感じる」 「観じる」 を訓練した5年ほどがありました。
ヴィパッサナー瞑想を徹底的に行った5年間でもありました。
この、アニッチャを 只々、観察する存在になることで、
この 自浄作用=生滅変化 にエネルギーを注ぐことができると、最終的には腑に落としました。
風邪をひいて、発熱したり、下痢をしたり・・・・・ この自然治癒力の発動も、
生命の自浄作用ですから、只々 観察する存在により、邪魔することなく 効果的に発動される仕組みと同じように、
先祖代々、前世代々、の因縁も、只々観察することで、浄化が発動していきます。
このお彼岸中は、意識を、エネルギーを、彼岸に向けて、、
無邪気な心で、観じてみようと思います。
修行とは、苦しいこととか、つらいこととかでは無くて、
心を定めて、行を修めることだと思うのです。
皆さんも、ご一緒に^^
新たな、「氣づき」 を得られるかもしれません。