自転車で塾へ行っていた中学生の頃。
夏休みの夏期講習。
帰りの街中の夜道、自分は手提げカバンを自転車の右側ハンドルに掛けて、家路を急いでました。
すると何かの弾みでその手提げが引っ掛かり、ハンドルが右に向いたまま急に動かなくなりました。
かなりのスピードのまま、自転車は歩道から車道へと斜めに逸れていき、あろうことか対向車が前から…。
サッカーのスライディングタックルのように、急停止した対向車の横腹に、コケた自分がぶつかりました。
間一髪でした。
慌てて降りてくるドライバーに「大丈夫です、大丈夫です。」と言い残し、半分パニクりながら自分はそそくさとその場を去りました。
思い返すと、その車は凄く綺麗でした。
新車でしたね、多分。
ドライバーは若いお兄さんだったけど、凄く良い人でした。
ビックリさせてゴメンなさい。
ドアに傷入れてゴメンなさい。
それ以来、自分は決してカバン類はハンドルに掛けなくなりました。
車を運転する時は、特に自転車に気をつけるようになりました。
事ある毎にこれを思い出しでは、自分を戒めるようになりました。
夏の夜にゾッとしたい時には、思い出してチヂミ上がるようになりました。
塾の勉強よりも大切な事かも知れません。ww
