
あれは娘がまだ幼稚園に行っていた頃だから今から7~8年前のこと。
今とは違う場所に住んでいた時。
近所の夏草茂る草むらで捕まえたカナヘビを飼い始めた。
それまでもドジョウやカブトムシ等を飼ってたが、それら以上に特に娘の喰いつきが良く、「かなちゃん」と名付けて可愛がっていた。

※写真はウェブページより借用。
「かなちゃん」本人ではない。
カナヘビは餌さえ確保できればスズムシ飼育セットなどの水槽で意外と簡単に飼える爬虫類である。
餌は小振りの女郎蜘蛛で、毎朝近所の植え込みや公園の並木道に蜘蛛狩りに行ってた。
その餌も初めのうちは箸で摘んで与えていたが、すぐに手から直接食べるようになったから、指で虫を摘める人なら餌やりも簡単だ。
子供達と散歩中に蜘蛛の巣を見つけては「この蜘蛛はかなちゃんの餌にはデカ過ぎ~」とか「こっちは丁度いい~」とか話しながら歩いたもんだ。
結局夏休みが終わる頃に元居た公園に逃がしてやった。
その頃の経験が活きて、今も庭や自宅の壁にカナヘビを見つけても子供達は全く物怖じしない。
また、カナヘビが断った尻尾をカマキリに喰わせている事もあり、野性の逞しさを実感している。
「夏草や兵どもが夢の跡」

兵どもが

夢の跡
リーダーの夏菜ちゃんハピバ!