
かつての自分からは一番縁遠い言葉でした。
自分が若かりし会社員時代(バブル崩壊直後の頃)は、専ら仕事をサボることばかり考えていた気がします。
また、職種は外回りの営業だったので、サボろうと思えばもう幾らでもサボれたし。
平日の昼間から日焼けを回避する方法を画策しながらゴルフに興じたり、競馬やパチンコで大枚を叩いたり…。
また、会社のとある先輩は、仕事をサボって温泉宿で芸者とどんちゃん騒ぎしていて、丁度会社に掛かってきた家族の急なご不幸の連絡がどうしても付かずに結局バレて、ある意味で凄い伝説となっていました。
あの頃はスマホ・携帯電話が世に出る遥か前で、“ポケベル”も一般化されていませんでしたね〜。
要は“アリバイ工作”さえ上手くできればサボれた時代で、その工作も今とは違ってシンプルで簡単でした。
コロナ禍以降の今は「リモート」という勤務形態が進んでいるようです。
上司、先輩などの周りの目も届かない自宅での勤務ってことで、外回りじゃない内勤業の方々でもサボり易いのでしょうか?
さすがに業務の進捗確認や通信の定時接続などで仕事の管理されているのでしょうけど…。
或いは今のような環境だと却って「サボろう!」という気が起きないのでしょうか…?

ももクロちゃんの言葉を借りれば、ピッカピカに輝いてもいない、ただぼんやりと生きて、手から一握の砂も溢れているような、そんな生き方だった自分が今はきちんと始発で仕事に通ってほぼ皆勤賞で若者社員たちのお手本となっている…。
ヒトは変われば変わるモノですね。