こんばんは、しばたきょうこです。


突然なのですが、今朝101歳の祖母が亡くなりました。

数ヶ月前から食事を摂れなくなり、経管栄養などで一時は持ち堪えたのですが今朝天国に召されました。

10年ほど前から施設にお世話になっていたのですが、認知症が進んできた頃くらいまで
家や家族は自分が守る!という気持ちが強いおばあちゃんでした。

そんなおばあちゃんですが、私の中で強く記憶に残っているのはお正月のおせちを囲んでいる時です。

「黒豆はまめまめしく働けますように

えびは背が曲がるまで元気でいますように」

おせちのいわれを教えながらこれも食べなさい!もっといっぱい食べなさい!と自分の食事はほどほどに孫にご飯をよそってくれました。

施設に入って数年経って、両親と姉と、姉の息子たちと会いに行った時も

「おばあちゃんに持ってきたんやで!」
「はーそうかあ、(ひ孫たちに)お菓子食べられぇ」

というやり取りを変える間際までしていました。


おじいちゃんもおばあちゃんも、食べることが大好きでした。

帰省するといつもたくさんご飯をすすめてくれる、孫が好きだと思ってバイクに跨がりモスバーガーを毎回買ってきてくれる。

ご飯を食べさせること、勧めることは一つの愛情表現なのだと思います。


今、わたしも両親や甥っ子、友達など美味しい!と思うものをあげたり作って食べてもらうことが大好きです。

自己満足といえばそこまでですが、皆に美味しいものを食べてもらいたいと思う。

これは、間違いなく祖父母、もちろん両親から惜しみなく与えてもらった愛情の結果なのだと思います。


おばあちゃん、おじいちゃんとお葬式でお別れできなかったけどやっとまた会えたでしょうか。

もらった記憶とともに、もっと頑張って生きていきます。