「これはペンですか?」「いいえ、これは丸山正吾のブログです」
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a月a日
コレイング夫妻に厄介な事を頼まれた。

元々洞窟に住んでいた俺にお節介を焼く奴らだった。人と居られないからここにいるのに、ちょくちょく顔を出し、食べ物を寄越したり、生きてるか確認しに来たり、本当に面倒な夫婦だった。

辺り一帯に異形が溢れ、皆外に出られなくなった。

洞窟内にバリケードを作った奴らもいる。
コレイング夫妻は、幼い子供を俺に預け、生き残った人を探しに行くと言い残し、そのまま戻って来なかった。

彼らは、一度助かった命を誰かの為に捨ててしまったのだ。

愚かな人達だ。

子供は、とても恐ろしいものを見たのだろう。口を聞かない。


厄介な事になった。

万が一、コレイング夫妻が生きて戻った時に備え、一応日記を記しておく。


a月b日
やはり、人間が近くにいると落ち着かない、どうしてもダメだ。耐えられない。

ついてくるなと大きな声で脅したが、子供は逃げ出さず、真っ直ぐに俺の眼を見ている。
眼を見られるのは嫌いだ。

何度も蹴飛ばしてやったが、泣きもせず、ついてきた。

仕方がない、何か食わせてやるか。
目の前で死なれても寝覚めが悪いしな。
明日になったら追い出そう。


a月c日
昨日の夜はよく眠れた。
子供というのはこんなにも体温が高いのか。
暖房器具だと思う事にしよう。冬場は寒いからな、冬が終わったら追い出す事にするか。



e月a日
冬が終わった。
あいつは驚くほど大きくなっている。子供はこんなにも早く大きくなるのか。この成長速度を鑑みるに、これからは今まで以上に多くの食べ物を探さなければならない、本当に面倒だ。

夜は大泣きするし、泣き止ませるために背負うのも腰にくる。言葉が通じないのか、何を言ってもヘラヘラしてるし、何故人間はこんな面倒な生き物を有難がって育てるのか。
そうか、それが理解ができないから俺は洞窟に一人でいるんだろう。
まあいい。物心が着いたら、こいつを洞窟内の集落に捨てておこう。

k月t日
あいつが喋った。
初めて喋った言葉は"じじい"だった。
ひっぱたいたが、笑いながらじじいじじいとはしゃいでいた。なんという生意気なガキだ。
しかし久しぶりに人に話しかけられた。
話すというのは関係を作る行為だ。こいつと俺が関係を?冗談じゃない。
まあ、集落の人達とコミュニケーションをとれるくらいには言葉を覚えさせてやらねば。
面倒だが、早いとこ、こいつから離れたいからな。


k月u日
そういえばコレイング夫妻はこいつの名前を言ってなかった。名前が無いと不便だ。
確かコレイング夫妻はアイルランド出身だと言っていたから、古代ケルト神話に於ける"太陽と豊穣の女神エリウ"から、エリンと名付けた。
一生洞窟の暗闇から出る事の無いこいつには、せめて名前くらい明るいものをやろう。
しかし自分の名前が女神の名前に因んでいると気づいたら、怒るだろうな。
その時は指を刺して笑ってやろう。楽しみだ。

いや、その頃には、もうこいつはここにはいないな。
そうだな、いないほうがいい。


m月a日
エリンが毎日「これはなに?」「あれはなに?」「なんで?」「どうして?」と聞いてくる。ありとあらゆるものに興味を持ち、疑問を投げかけてくる。
恐ろしいほど面倒だ。

歴史、異形の存在、集落の存在、洞窟内で食べられるものと、そうでないもの、これだけ分かれば良いと言うのに。
「どうしてじいちゃんは集落に行かないの?」だと。
それが分かるなら俺はここにいない。本当にエリンの奴はバカだ。


m月c日
あいつを集落に捨ててきた。
もう物心もついたし、会話もできる。
集落の人達はお人好しばかりだ、アルバートは警戒するだろうが、ジョセフやフェリシティがなんとかしてくれるだろう。イーサンに鍛えてもらえば生き残る可能性も上がるだろう。
それにしても清々した。これでガチャガチャと喚く者がいなくなり、静かな生活に戻れる。


m月d日
夜が寒い。
そうか、忘れていた。
夜は寒くて、真っ暗で、静かだった。
まあいい、元の生活に戻っただけだ。
なんの問題もない。



m月e日
今日も夜が寒い。
他には特に何もない一日だった。



m月f日
特になし。




m月g日
なし。




m月h日
なし。




m月i日
エリンが戻ってきた。
正確には、昼は集落で過ごし、夜になると戻ってくる。言うに事欠いて「じじいが寂しがってるだろうから」だと。生意気にも程がある。ひっぱたいたら髭をむしられた。年長者に何てことをする奴だ。許せん。
明日また戻ってきたらたっぷり説教してやろう。


p月a日
エリンが自分の年齢を聞いてきたので、アルバートやアンジェラの子供たちと同じ年齢だと答えた。
拾った時期を考えると、恐らくエリンが2つ程歳上で、身体も彼らより大きいが、みんなと同じほうがいい。
"違い"は、人を遠ざける。


r月b日
エリンが集落で振る舞われた料理を包んで持ってきた。なんという美味さだ。フェリシティの料理はこんなにも美味かったのか。エリンは毎日集落での出来事を俺に話す。とても楽しそうだ。



s月a日
どうやらエリンに、気になる子ができたらしい。
俺に色恋の相談とは、なんと頭の悪いガキだ。
しかし集落内でもヒエラルキーがある。
聞く限り、相手はヒエラルキーの高い人間だ。
「その子はお前には無理だ、自分と同じ種類の人間にしておけ」と言った。奴は随分と怒っていたが、その方がいい。誰かと"同じ"であることは、それだけできっと安心できる。



t月f日
エリンが仲間を連れてやってきた。
誰にも教えるなと何度も言って聞かせたのに、本当に頭の悪い奴だ。

アンジェラの娘、タルラ。
アルバートの息子、ロイ。
発電施設の管理をしてるブリュターニュ家の一人娘、ジーナ。
なんともバラバラなメンバーだ。

タルラは俺を見ても全く物怖じせず、外の世界の話を聞きたがった。
洞窟内で一生を終えるのに、そんな事を聞いて何が楽しいのか。子供の考えは本当に理解できない。
ロイはそんなタルラに振り回されてるといったところか。
ジーナは仲間はずれを恐れてついてきたのだろう、ものすごく脅えていた。
ちょっと脅かしたら「出ましたわー!」だと。
人を化け物のように言いおって。

エリンはとても楽しそうに笑っていた。
やはりこいつには仲間が必要だ。いずれここにも戻って来なくなるだろう。

それでいい。

それがいい。


u月n日
タルラとジーナがまた喧嘩した。
五月蝿い。何故ここで喧嘩するのか。
集落でやってくれ。

v月y日
ロイが泣きながらやってきた。
寝小便してアルバートに怒られたそうだ。
アルバートは責任感が強い、強すぎる。
リーダーの息子として相応しい男に育てたいのだろう。だが、ここで泣くな、集落で泣いてくれ。


w月b日
タルラがまた、外の世界について聞きに来た。
もう何度目かわからない。勘弁してくれ。
対処法を思いついた、タルラは歴史の話をするとすぐに寝る。しばらくしたらロイが迎えにくるから、それまで寝ていてもらう。我ながら良い対処法だと思う。



x月s日
日記を書く暇がない。
毎日あいつらがやってくる。
鬱陶しい。




y月b日
久しぶりの日記。
エリンの身長が俺と同じくらいになっていた。
気づけば随分長い時間が経ったようだ。
俺の膝にしがみついてたくせに、一丁前になったものだ。
タルラも、ロイも、ジーナも大きくなった。
大人ではないが、完全に子供というわけでもない。
色んな事を考え始める時期だ。
そろそろここにも来なくなるだろう。



z月z日
エリンが洞窟の外に出たいと言ってきた。
大方、タルラが言い出してロイが計画を練っているのだろう。そうなるときっと、ジーナも仲間はずれが嫌で参加する。どうせエリンのバカは何も考えずに計画に乗ったのだ。

外の世界、灯台を超えたら海がある、、、その先か。
その先には何があるのだろう。世界はどうなっているのか。俺にもわからない。

今日を生きるには、過去を知り、今を見ればいい。
"その先"など、考える必要はない。未来を見る余裕はこの洞窟にはない。

群れから離れた奴は簡単に死ぬ。
洞窟の外は異形で溢れている。
灯台には恐ろしい怪物がいる。
この場所は、ギリシャ神話で世界の最果てと呼ばれた場所。
"その先"など、絶対に行けるはずがない。
1度でも外を見れば、諦めて洞窟での生活に満足するだろう。
仕方がない。見せてやるか。

その前にせめて、異形との戦い方を教えなければ。
本当はイーサンに頼むのが良いのだろうが、アルバートが許さないだろうしな。

別にアイツらがどこで死のうと俺には関係ないが、名前を知ってる人間が死ぬと、寝覚めが悪くなるからな。
名前というのは厄介なものだ。

さて、明日から異形退治の訓練だ。
せいぜい洞窟の入口までだな。
明日も早い。

寝るとしよう。

から庭、最終稽古が終わりまして、ここはひとつ、役者紹介をしましょうかと思いました☆



ボブジャック、久しぶりの年末以外の公演です。

稽古に行く時に厚着しなくていいボブジャックなんて何年ぶりなのでしょう。


今回は番外公演ということで、出演者も少なめです。


1回のブログで全員分紹介できちまいますね(*´ω`*)




まずは主役


水崎綾さん!!



このブログに辿り着いている人ならば、観たことがないって人は少ないと思います。


出る作品全てで、確実に魅力を爆発させ、お客さんのみならず、共演者、演出家、スタッフさん全てに好かれるスペシャルな存在。


ボブジャックからの熱烈オファーで、初出演となりました。


僕が今まで観てきた綾さんは、比較的エンタメのお芝居が多かったのですが、今回は信じられないくらい自然体です。


異常な集中力と、柔らかさ、儚さを持った自然体。


初めて見る綾さんです。

こういう綾さんも良いですねぇ!!


一子役は、台本的には物凄く難しい役なのですが、綾さんが演じると目を引くし、なにより生き方が見えてくるのがすごい。


細かい仕草とか、目線、ニュアンスが的確過ぎて、しかもそれが相手のお芝居によってリアルタイムにガンガン変わっていって、変わった先も完璧なので、あぁこの人演劇の化け物なんだなぁと何度も思いました。



あと、僕が小道具を忘れる事を読んで、早めに教えてくれるので、本当にすみません次こそ忘れません!という気持ちになるけど、結局必ず忘れるので、てへぺろです。土下座案件です。



続きまして



栞菜さん


初めてボブジャックに出たのはもう、10年近く前ですって!!!

あらぁ、大きくなってぇ、、、あんなに小さかったのにねぇ、、、という親戚のおじさんの気持ちになります。


この子もとんでもない化け物なんですよね。


扇田さんも言ってましたが、感情のあり方が、日本人離れしております。


余計な事を全くしない、無駄がない、なのに存在感がとてつもない。


たぶん覇王の血族でしょうね。


ちゃんと絡みがあるのは今回が初めてですが、初めて感がありません、どんな悪球を投げてもキャッチしてくれるという謎の安心感がありますね。


はるか年下の女優に悪球を投げるなよって話ですがね!!


ええ!!


投げますよ、悪球っ!!



続きまして三女


池澤汐音!!

ボブジャックの赤ちゃん、ちおねです。


扇田さんがかなり厳しめに育てているので、僕は死ぬほど甘やかしております。


まあ扇田さんが厳しくなくても、僕は甘やかすんですけどね。


三姉妹の話なので、今回ちおねは、綾さん、栞菜さんという天界レベルの女優達と渡り合わなければなりません。

天女達はもはや人ではないので、ちおねは人類代表として頑張ってほしいですね。


個人的には台詞が言えただけでも100点満点なので、僕の評価は役に立ちませんが、それでも本当に素晴らしい瞬間がいくつもあります。


あと、100万回聞いてられる台詞があります。

↑公演が終わったら発表します、当ててください☆


ちおね、舞台初挑戦の試みがあるのですが、見た瞬間、劇団員+添ちゃんが号泣しました。


早く観てもらいたいぜぇ!!



続きまして


民本しょうこ!!


妊娠を発表した民本さん。


楽しみですねぇ。

早く見たいですね、お二人のお子さん。


並ならぬ思いがあると思います。


今回も民しょう節は炸裂させながらも、客演のときはモンスターだけどボブジャックだと意外にまともだよねという、いつものパターンで、とても繊細で暖かなお芝居をしております。


上手くなったなぁ、本当に。


本当に嫌味がない、世界平和そのもののようなお芝居です。


底無しだ、この人は。


あと、台詞を言ってなくても面白いんだもん、ずるいよね。




続きまして


小島ことり!!




今回のことりは、いっぱい喋ります。

ストーリーラインにもガンガン関わります!!


ことりがいると安心しますよね。


基本的に僕は、ことりと一緒にいるシーンは何をしてもいいと思っているので、つい楽しくなって色々してしまいます。

でも真面目にやらないといけないので、頑張って真面目にやりますね!!


べらぼうに可愛い瞬間があるのですが、それを教えてそこを意識しちゃって変わるのが嫌なので本人には言いませんが、はじめてことりを可愛いと思いました。


いつもはだいたい『大きいなぁ』って思ってます。



続きまして


添田翔太さん!!


ボクラ団義の暴れ馬、再びボブジャックに見参!!


僕は扇田さんとキャスティングの話になると必ず添田くんの名前を出します。

20代の若い女の子を探しているときにも名前を出します。

なんというか、とてもボブジャックに合っていると思います。

うちには清潔な男性俳優が少ないので、添ちゃんの真っ直ぐな瞳とか、潔さみたいな部分をとても重宝しております。


本当にいつも瞳が美しいんだよなぁ。


スーッてしてるんですよ。


ガンガン叫びまくってる添ちゃんも好きだけど、スーってしてる添ちゃんも好きですねぇ。


あと、稽古を見ながら常に泣いてる三人衆の一人です。

そういえば僕は、ENGさんのロスト花婿という作品がものすごく好きで、ロスト花婿コンビの綾さん添ちゃんが観られるのがとても楽しい。


2人が立ってるだけで、心穏やかになります。





続きまして


夢月さん!!


夢月で、むーんって読むらしいです!すごいね!!


今回、扇田さんが『お芝居が上手いからキャスティングした』と断言していた通り、とても上手な女優さんです。


それだけではなく、演出に対するレスポンスも速いし、翌日には課題を必ずクリアして、完璧に仕上げてくる。


見習うところがたくさんです。


というか見習わないといかんなぁ。てへへ。



強烈に好きなシーンがあります。


たぶん見た瞬間『あぁ、まるさんここが好きなんだろうな』とすぐわかると思います!笑


絶妙なラインで女の子っぽい女の子を演じてくれています。現実にいそうでいない、でもとても好感が持てる人物になっておりますよ☆


まだ若いのにねぇ、最近の若い子ってお芝居上手よねぇ。。


やだわぁ、もっと怠けてくれないかしら。




続きまして


太立健!!


ボブジャックの末っ子(しおねのほうが先輩)です!!


見ればわかりますが、扇田さん曰く『たけし以外出来るやつを知らない』役です。


ええ、本当に、物理的に無理です。

なかなかいないです。

ネタバレになるので話せないのがもどかしいですが、たけしマジありがとうキミは天才だよと言いたい。


たけしにやってもらいたかった要素がふんだんに入った役です。


あー、彼はネタバレの塊だ、何も言えない!!


終わったらまた書こう。


あるシーンの表情がめちゃくちゃカッコイイです。

優しさの塊。

ダメだ、思い出して泣いちゃう。次いこう。




続きまして


片岡ゆほさん!!

この堂々たる立ち姿、音楽をこよなく愛するボブジャックの母。


写真を撮り忘れたけど、ゆほさんは大抵の事は許してくれるタイプなので平気です!!


今回は久しぶりにまともな役!

というか、僕が知る限り初めて見るタイプの役です。



半ドキュメンタリー作品での守山さん役や、米の入った一升瓶に棒を突っ込んでシャカシャカやるだけの役じゃあございません!!


ゆほさんも優しさの星から来た人なので、稽古中に涙腺大爆発してます。

感情を作るのに苦労するのが俳優ですが、むしろ抑えるのに苦労している。


普段とお芝居中の違いがほぼないです。


それって結構難しいと思うんですけど、なんか普通にそうなっててすごい。


舞台上で観る音夢子さんは、ほぼゆほさんだと思ってもらって間違いではないと思います。


優しさの塊です。





ラストーー!!





宮井やじるし祭り!!(みやいしんくうはどうけん)


全国のコアな演劇ファンの皆様、そして中でも玄人中の玄人の皆様、お待たせしました。



今回の真空波動拳は、恐らく過去最強です。



お客様に受け入れてもらえるかは五分ですが、過去最強なのは間違いないです。



演劇界の片隅に、こんなヤベェ俳優がいるのかと、知ってもらいたいです。

95%扇田さんの演出なので、扇田さんはフランケンシュタイン博士だと思います。


マジでイカれてます。


そして、そのイカれた演出全てに『はい』と言って宮井さんは実戦投入する。


2人の歪んだ愛の果てが今回の役です。


扇田さんは言います

『俺の演出には全て狙いと意味がある、、、宮井くんに対する演出以外全てにだ!!』


彼らの愛の流刑地に待っているのは、賞賛か、、、それとも。


ご期待ください。




という訳で全員紹介しましたね!!


あとはお客様が生で、あるいは配信で観てどう思うかなので、お任せしますね(´>ω∂`)☆


個人的にはすごく好きな作品になりました。


このメンバーでのみ成立する作品だなぁと。



頑張りますぜぇ!!



ヤイサホーーー!!!

爆走おとな小学生「春の陽だまりの如し」

無事千秋楽が終わりました。

観に来て下さった皆様、観には行ってないけど応援電波をバギバキに送ってたぜ!という皆様、本当にありがとうございました☆



観に行ってないし、応援もしてないし、そもそもお前だれやねん?という皆様、、、


ありがとう!!ありがとう!!ありがとう!!
(知らん人のブログを読む心意気に感謝)


今回の春の陽だまり、やはりこの時期にお芝居に出演してやろうという俳優達ですから、覚悟が決まっとるというか、根性のある俳優たちばかりでした。

みんな、お芝居が大好きなのがすごく伝わって来て、お芝居を好きな人間を無条件に愛する変態おじさんであるわたくしは、とっても彼らの事が好きになりましたぜ。

であるからして、役者紹介をしようと思いますぜ!!

たぶんとんでもない超長文です!お覚悟をっ!!



まずはこの人!!


春之介役【森田はるき】

はるきくんは、めちゃくちゃまっすぐな男の子です!!
初主演(たぶん)でシアター1010って、、、僕ならプレッシャーで胃が裏返ります。

その後、爆発します。

爆発しないのがまず偉い。

出番もセリフも殺陣も山ほどあって、そりゃあもう大変だったと思います。
演出のこうだいくんも、リアル景虎よろしく、めちゃくちゃ厳しく稽古をつけておりました。
そんなえげつない日々のなか、弱音ひとつ吐かずに笑顔で作品に取り組んでいて、根性あるなぁと思っておりました。
身体能力もすごいです。
なんか、ふわぁって跳びます。
滞空時間が長い。
これからもどんどん成長していくんだろうなぁ。
あと、見た目がかわいい。
子犬。

続きましてはこのひと!!


牡丹役【広瀬彩海】

この子は、ずーーーっと、にこにこしております。
笑顔以外の感情失ったのかと思うレベルで、にこにこしておりましたね。

だから、周りに人が集まりますね、自然と。

みんな疲れてますからね、癒されたいのでしょう。
見てるだけでHPとMPが回復するタイプの人です。
みんなのヒーラー。

お芝居も、とっても純粋で素直。

「こんな良い子に乱暴しちゃだめだよ!三太夫!」
って思ってます!誰よりもね!!僕が思ってます!!

三太夫クソだな!!

なので写真を撮る時に謝ったのですが、何故か広瀬さんも手を合わせたので、2人でお参りしてるみたいになりました。

あとドラえもんのモノマネが異次元レベルに上手いです。


続いての猛者はこちら!!

五右衛門役【吉田翔吾】

吉田くんは、めちゃくちゃハイレベルな俳優です。
稽古で見て、びっくりしました。

若いのにやたら上手い子がおるぜぇ!!
心·技·体全部揃ってるタイプの俳優がおるぜぇ!!
と思いました。

キャラクターというのは、多面性があればある程人間味を増していくのですが、五右衛門は、めちゃくちゃ人間でしたね!!
あんなん愛さずにはいられないでしょう!!

三太夫の中の人も五右衛門大好きです。

強くて弱くて面白くて哀しい、まさに人間そのものでした。

元々良い役ですが、あそこまで素晴らしい役になったのは彼の物凄いお芝居の力です。
表情から動きから気持ちの流れまで、一切嘘が無かったです。

全能力が高い俳優です、また共演したいなぁ。

最後にすみれと会うシーンを裏から観て、毎回号泣してましたよ、わたし。
(まあ俺のせいでみんな死んでるんだけどね、てへぺろ☆)

個人的には序盤の倒れ込みながらチョンって蹴る動きがめちゃくちゃ好きです。
倒れ込み弱キックみたいなやつ!!


続いてはこの人!!


茜役【石原美沙紀】

写真一緒に撮ったはずだけども、なんか見つからないので誰かと撮ったやつを切り抜きました。

みんな大好きみっさ!
なんか1年会わないうちにめちゃくちゃ綺麗になってました。
なんかあったのかと聞いてみたら、新しいアイドルユニットをプロデュースしてるんですって!!
やはり日々を生き生きと生きるおなごは美しくなるのですねぇ、ええ。

今回の役は女盗賊。

個人的にみっさはいつも魅力的なお芝居をする女優だと思っていて、しかも会う度に上手になっている。
声もどんどん強くなってる。
良い成長しておりますなぁ。

「あんたが村長を~」

ってセリフ、良かったですねぇ。ゾッとする感じ。
ああいう瞬間的な切り替えができるのって、すごい事なんです。
殺陣をやってるのも初めて見ましたが、動けるなぁ。。ダンスも上手いもんねぇ。。。

あ、でも綺麗になっても、性格は知ってるみっさのまんまでした。
きっと100人に聞いても「みっさは良い奴」って言うと思います。

続いての猛者はこちら!!


凛役【野元空】

そらちゃんも、気持ちの良い人ですね!!
カラッとしてる。

そしてまっすぐなお芝居!!良いですね!!
金髪だったので、陰キャおじさんの僕は最初ビビってたのですが、気さくで優しい人でした。

お芝居も、嘘がなくて、すごく素直!!
お客様から見えたかわかりませんが、三太夫に刺される時、目に涙を溜めてるんです。
「こんなやつにぃ!!」
というシーンですね。
ビビったぁ!!涙腺暴発系おじさんなので、最初に気づいたとき、もらい泣きしそうでした。

危ねぇ。

心の中では「マジごめん」って思いながらぶっ刺してました。

あと竹鶴を斬るシーンの回転が速すぎてビビりました。身体のキレが半端じゃない。

あと僕が殺陣で、適当なタイミングで刺してもノールックでリアクションを合わせてくれる。

「なんでノールックで合わせられるの?」
と聞いたら
「わかんないです、でもなんとなく分かるんです」
との事。

化け物やでぇ。

セブンセンシズ覚醒しとるでぇ。

この先が楽しみな女優さんです(*´ω`*)

続きまして


龍馬役【高田舟】

ジゴマ2以来、2度目の共演。
おいおいめっちゃ上手くなってるじゃねぇか!!
1年も経ってないぞ!!すごいな!!
何があったん?
若者怖い。成長が怖い。

殺陣も、めちゃくちゃ上手になってやがる!!
そんなすくすく成長しないでくれ!もっとゆっくり成長してくれ!!笑

性格も人懐っこくて、笑顔がかわいい。
あと優しい、丸山に甘い後輩。
甘やかしてもらってる。えへへ。

身体能力も抜群に高いので、1年後には殺陣も芝居も、またガンガンレベル上がってるだろうなぁ。。

こりゃ売れるぜ。

個人的にはオープニングのポージングが死ぬほどかっけえと思います。僕もあーいうのやりたい。できないけど。やりたい。

続いてはこの人

半蔵役【小林優太】

こばちゃん。
寡黙なタイプですが、とっても優しいぞ!!
あと、声がめちゃくちゃ良い!!
稽古場も、お客様も、みんな大好き

「あいよっと!!」

の人ですよ!!煙玉ぼんっ!の人!!
稽古場で初めてこのセリフを聞いた時に

「お、上手い子がいる!!」

と思いました。半蔵はそんなに沢山喋る役じゃないのですが、とってもお芝居が上手でしたね。
一つ一つのセリフの輪郭がハッキリしてて、聞きやすいく、セリフのリズムが良い。
尚且つめちゃくちゃ良い声ですから、クオリティが高いです。
セリフのリズム感というのは才能なので、すごく良いセンスを持ってると思います。

三太夫シート(台上特等席)から毎回見ておりましたが、後半で親衛隊と向かい合うとき、すごく良い表情をしていたので、是非お客様に見せたかったです。
(真裏なので見えないのです泣)


続いてはこやつ!!

大十郎役【松波優輝】

ゆーき!!
2回しか共演してないのに、なんでしょうこの弟感。
みんなの弟、まつなみゆーき。

僕は忘れ物常習犯なのですが、稽古場や劇場に忘れ物をすると、必ず持っていてくれる。

「今日は○○預かってます」

とLINEが来る。

いつもありがとう、ごめんね、てへぺろ☆

ゆーきも、100人に聞いたら100人とも「あいつは良いやつ」と答えます、確実に。
本当に、天使。

お芝居も、大十郎を"戦いたくない人"に設定したセンス、素晴らしいですね!!
ゆーきも、1年の間にめちゃくちゃ上手になってました!!すごいなぁ、彼の事だからちゃんと努力したんだろうなぁ。なんか泣ける。くうう。

初めての槍殺陣も、ぶんぶん振り回しててカッコよかった!!最後に大十郎が思いっきり戦うシーン、泣ける。
あんなにビビってて、あんなに戦いたくない感じだったのに。。。
弱い役、精神的に弱いお芝居ができる俳優は強いです、物語というのは強者だけでは成立しませんから、すごいストロングポイントです!!

あと、何回も言うけど抜群に良いやつ。

2回しか共演してないのに、彼には全財産預けても大丈夫と思える。

続いてはこの人

景虎役【加藤光大】

作、演出、殺陣、景虎という4足の草鞋を履く男。

え?すごくない?仕事量えげつなくない?
たぶん僕は、加藤光大を最も愛しているベテランだと思います。

そしてシンプルにLINE友達。

作も、演出も、彼自身のお芝居も、見守り続けてそろそろ3年です。

全てがどんどん成長しております。

団体が成長していくと、色んな外圧、内圧が発生します。その全てを受け止めながら爆走していく団体の作演ですから、プレッシャーもあるでしょうし、苦労もあるでしょう。
いろんなしがらみもあるでしょう。

でも、こやつは作品作りに対していつも真面目で素直です。

「まるさん、それはダメ!」
「まるさん、それはめっちゃいい!やって!」

と、ハッキリしてて非常に作りやすい。
こやつの為にも、良い芝居するぞ!と思わせてくれる、多才な後輩。
きっとこれからもどんどんおとな小学生は面白くなっていくと思います。

お芝居的には、景虎が最後にニカッと笑って三太夫をぶっ刺すというプラン、めっちゃ好きですね。

ありゃあ驚いた。
お芝居で驚かせてくれる後輩もまた、僕の大好物です。

続いてはこちら

政宗役【白柏寿大】

物凄い才能です。
何度か観たことがあって、毎回素晴らしくて好きな俳優だったのですが、実際に共演してみたら化け物でしたね。
芝居に対する考え方が突き抜けてる。

完璧の先に行こうとしてる。

中身の充実が半端じゃないです、全シーン、全瞬間、きっちり埋まってます。

東条殺害シーン、ラストシーンと、良いところ挙げたらキリがないレベル。

声も神に与えられた素晴らしい響きがあるし、身体能力も素晴らしい、殺陣も芝居もガチです。
本当に人間を叩き斬ってるように見える。

斬る瞬間の力の入れ具合とか、凄いです。

あと、何より驚いたのが、お芝居への愛情がストーカーレベル!!!これはいいですね!!

僕は、お芝居を愛してる俳優ランキングがあったら確実に上位に入るレベルのお芝居好きなのですが、とても近しいものを感じました。
そしてお芝居を好きな人が好きな僕は、完全に彼を好きになってしまいましたね。
きっとお客さんもそうだと思います。

みんな絶対、政宗好き。

あと、話すとすごく面白い人です!!
めちゃくちゃ面白センスがあります。
コメディとかもガンガンいけるんだろうなぁ。。

また共演したいなぁ。



続いての俳優はこちら!!

才蔵役【花塚廉太郎】
れんちゃんです。
僕のTwitterを見ている人には説明不要。

僕が愛してやまない、れんちゃんです。
とにかく見た目がかわいい。

むちむち。

最高です。

あと、めちゃくちゃ面白い。
いつもすんごいテンション低いです。

でも何か話しかけると、必ず面白い事を言ってくれます、ローテンションで。

お芝居するとカッコイイのがまた反則よね。

殺陣始めたのは、ほぼ同期のはずなのに、めちゃくちゃ上手くなってて嫉妬しました。
「刺し違えてでも~」
のとことか、まじかっけえ。

無、が成立する超レアな俳優。

普通なら成立しない事が成立してしまう俳優というのは、天才です。

あ、でも三太夫の刀がバターナイフに見えてるみたいなので、1回眼科の受診をオススメしたい。

続いての荒くれ者はこちら!!

清正役【藤希宙】

さわやかぁ!!!!さわやかぁ!!!!
好青年!!笑顔が可愛い好青年!!

彼もとても魅力的でしたね!
清正の役は、ともすれば嫌われてもおかしくない冷徹な役なのですが、彼がやると色っぽくてなんか魅力的なんですよね。
なんというか、冷たい色気があります。
ふとした目線のやり方とか、話す間が色っぽいのです。
回想の村焼き討ちのところなんか、惚れ惚れしますね。美しい。

あと、抜き胴(すれ違いながらお腹を斬るやつ)がめちゃくちゃカッコイイ!!!
殺陣めっちゃ上手いんですよ、一つ一つの動きがとっても綺麗で残酷。

そしてあの抜き胴。

DVDを購入した方、彼の最後の殺陣、舞台左手で後半にやる抜き胴、是非観て下さい!!
めちゃくちゃかっけーです!!

真面目で勉強家なので、これからもぐんぐん伸びて、すぐに人気者になるんだろうなぁ。

楽しみな俳優です(*´ω`*)


続いてはこの人


竹鶴役【白鳥優菜】

なんか、1年振りに共演したら、めちゃくちゃ女優になってました。
びっくりしました。
声も変わってたし、すんごい迫力出てたし、艶っぽくなってました。。

お芝居もすごく成長してて、おじさんびっくり。


竹鶴、良かったですね!!みんな好きなんじゃないかな?竹鶴。
僕はめっちゃ好きな役です。

手のひら返ししまくるとこがかわいい。
あれを真剣にやって面白くできるのは、彼女の才能ですね。
全然ネタをやってる感じが無くて、そういう人に見えるからとてもかわいい。

無茶なキャラクターが、"そういう人に見える"というのはすごい事です。

個人的には村長を斬るときの「行きますよぉ」
が優しすぎて狂気で好きです。

声も良いし、身体もきくので、彼女もどんどん良い女優になると思います。

楽しみ楽しみ。





とりあえず外が白んで来たので、今日はここまででやんす。

続く