夏風邪は長引くと言うけれど、ロンドン滞在中に腫れた扁桃腺、熱が引くと必ず喘息の様な咳が出る。そして軽い鼻水。味覚がまだおかしいし、から咳も出る。これは、いつものコース。


昨日は曇り空、少し気温低く、夕方に数週間振りにイギリスから来ている幼馴染とランニングに行った。幼馴染は、朝晩走っている。彼が熱を出したのは聞いた事が無い。毎日のランニングの効果だろうか。

少しでも気分が乗らなければ、幼馴染は置いてさっさと帰るつもりが、体調良く10キロ走れた。

病み上がりにしては、体力残っていたー けれど、無理は禁物。



私は映画が大好き。

大学時代、仲間とドキュメンタリー作品で素人の作品に与えられる賞をもらった事が有る。

仕事にするには、余りにも素人で趣味の範囲で終了。


見るのは、今も大好き。

好きな映画を何度も見る派。台詞も覚えている。

いまだにDVDを買う。

趣味部屋に並ぶDVD📀から何を見ようかなーと選ぶのが好き。



今日、お話しするのは、

『Keeping The Faith』




邦題、『僕たちのアナバナナ』

邦題は、可愛い女の子の話しみたい。

他に良いタイトル無かったのかな?

まあ、笑い有り、涙有りのコメディタッチの宗教ネタ&ロマンス。

直訳の『信仰を守る』が邦題だと日本では受けないでしょうね。


エドワードノートン監督、主演。

ベンスティラー、ジェナウルフマンが共演。


エドワードノートン、結構、怖い役もやるけれど、この映画では、長身にハンサムが際立っていた。


絵的には、ラストの2人より、この2人の方がお似合い。


脇を固める燻銀の様な俳優達。

アンバンクロフト、

ミロスフォアマン、映画監督ですね。

イーライウォラック、

ロンリフキン、、、


ホランドテイラーさんは、好きな俳優の1人。


あらすじ。



結婚が禁止されているカトリックの神父、

周りから結婚をせかされるユダヤ教のラビ(神父の様な人)は、信仰は違えど幼馴染で親友。

2人の男性と幼馴染の女性をめぐる愛情、友情の話し。


日本の公開時、宗教的な話が盛り込まれているのでエドワードノートンが主演でも盛り上がらなかったらしい。

私は、公開時には若くて見ていなかった。

その後、テレビ放送で見てとても好きな映画になった。


映画の中、典型的なジューイッシュマザー役のアンバンクロフトと息子のベンスティラーとのやり取りは興味深い。

ジューイッシュマザー、何でもわかっているし、出来ない事は無い。


ユダヤ人コミュニティとラビの関係。皆が早く結婚しろとうるさい。

カトリックの神父は、結婚出来ないけれど、愛する女性がいる1人の男性だ。


ジェナウルフマン演じるキャリアウーマンのアナ、

でも、それ以前に1人の可愛い女性。

まだ打ち明けていない彼との関係の為にユダヤ教への改宗の勉強をしていたのだ。

これは、あー、そうだったのかとラストでわかる。宗教的な事を知らないと分かりにくいけれど、布線は有った。日本語字幕で見た事が無いので、どう訳されているのか知りたいところ。


ベンスティラーのお母さん役のアンバンクロフト。

見事なジューイッシュマザーを演じている。

彼女の出演作で有名な『卒業』と言う古い映画。

若者にちょっかい出してしまう中年女性役。

でも、当時、30代後輩だったそうだ。やけに成熟した女性を演じていた。

大学の時に初めて見たのだけど、彼女が本当にそんな人に見えてしまい、ダスティンホフマンも含めてとても苦手な映画だった。

だから、Keeping The Faithに彼女が出演していると知り、過去の役とダブり、見るのを躊躇した。


けれど、円熟味を増した彼女、出演場面は少ないけれど、見事なジューイシッシュマザーぶり。上手い俳優だなー 


この映画、マンハッタンや郊外で撮影された。

アナがしばらく離れていたニューヨークがこんなに素晴らしい場所だった事、忘れていたわーと言う。

まさに私がお気に入りのセントラル・パークのボウブリッジでの会話。







大好きなボウブリッジ。

四季の移ろいがとても美しい。


ドタバタ有りながらも渋い脇役人が良い味を出しており、今でも時々見ては泣いたり、笑ったり。

とても好きな映画。

自分もニューヨークにいるかの様な気分。