アメリカ東海岸にいるいとこの家に出張で滞在中。


いとこもイギリスの幼馴染と肩を並べる貴重面さと綺麗好き。ホテルより綺麗。


いとこは、フレンチホルンの演奏家。

フレンチホルンは、貴重面な人に向いている楽器だそうだ。

料理が上手いし、プロの演奏を目の前で聴ける贅沢付き。彼が忙しくない日程を確認した。


オーケストラのプリンシパル。

音楽家仲間といくつか編成して演奏したり、

バレー音楽やクラシック音楽の編曲や楽譜の出版、音楽家協会の委員や大学でも教えている。

マネージャーも雇わず、スケジュールの管理は、全て自分でしている。

良くも9時5時でないスケジュールを調整できるものだと思う。


フレンチホルンは、非常に難しい。

オーケストラのソロパート、音を外しても仲間たちは上手く吹いてくれーと思うそうだ。綺麗に演奏出来ると聴衆もホッとする楽器。


ジュリアード音楽院から入学して下さいと言われた生まれながらの音楽家。

彼のお父さん、つまりは、私の父のお兄さんは画家🧑‍🎨だ。


画家の父、クラシック音楽家の兄、弟はホテル界の大物。芸術の才能は、僕には無いと言いながらもさらっと弾くピアノ🎹は、かなり上手い。

でも、言う。趣味が良いのさ。


兄を茶化す。何故、あんなに難しい楽器を選ぶんだ。おかしいだろう😆


美しい楽器ですよねー

耐用年数を超えた古いホルンは、インテリアとして飾って有る。自宅写真NGにつき、これはフリー写真。


自宅での個人レッスンもしている。

忙しい合間をぬって学生を教えている。

彼のレッスンは、30分制だけど、結局は、45分、50分とやってあげている。


習いに来るのは、高校生から。

歯列矯正が終わる前後では、奏法に違いが出るからだそう。

でも、フレンチホルンは、演奏で歯並びが悪くなる場合が有るそうだ。


いとこの家にレッスンに来る子は、歩いて来れる子でも必ず親が同伴。レッスン場所は個人宅。

個室ではなく、広いリビングルームでレッスンする。親は、同席する。

万が一、おかしな事が起きない様にだ。アメリカらしい。


今回もレッスンの音が聞こえる。

学生さん達、頑張って吹いているが、やはり素人さん。家中に響くいとこのホルンの音は、鳥肌が立つ。


クラシック音楽家、人々に綺麗な音楽を聴かせてくれる素晴らしい職業だけど、その実、アスリートの様だ。

何年も先まで決まっているスケジュール。

海外ツアーやフェスティバルに出れば、1か月、2か月も家を空ける。

代理でコンサートで演奏する事も有る。


いとこが日本ツアーに来たとする。

時差ボケ解消が出来ていないのに来日3日目の夜には初回のコンサートがある。

フレンチホルンは、バイオリン奏者の様にずっと演奏が続く訳ではないので、時差ボケで眠くなる事も有る?慣れてしまうと無いのだそう。

でも、タフでないと出来ない仕事だ。

だから、来日すると仲間たちと必ずランニングをする。


いとこ、引退年齢ではないけれど、最近は、長い海外ツアーに毎回は行かなくなった。

こう言う場合は、他のオーケストラにいる仲間に代理を頼む事も有るそうだ。

もちろん、同等の演奏ができる人。オーケストラの承認がいる。

だから、来日するオーケストラメンバー、残念ながら、必ずしも一軍メンバー全員が来てくれる訳ではないのだ。


日本のオーケストラでもこんな事が有る。

あら?あの打楽器の方、このオーケストラの方じゃないよなー  

○○オーケストラの方よね、なんて事。


私の父は、ピアノは弾くが、兄の様な絵の才能は全く無い😆

父方の祖父は医師。祖母は、科学者。

芸術家が続いて生まれた不思議である。


親戚に芸術家がいるのは、生活を豊かにしてくれる。