時差ボケで夜中にいきなりぱ!っと目が覚めて眠れず。

これを書き始めました。

大事な人の大事な記録。


日本で大学生の時のアメリカ人のボーイフレンド。親友の家にホームステイしていて知り合った。


彼は、東海岸出身のユダヤ人。

見た目普通のアメリカ青年。

コテコテユダヤ人では無いけれど、ユダヤ人として芯が有った。結婚するなら相手は、ユダヤ人だと常に言っていた。


お母さんはユダヤ人学校の校長。正にジューイッシュマザー。

教育には手を抜かないけど、穏やかな優しい家庭で育った。


将来もきちんと考えていたし、素晴らしく頭が良く、話していて知識の泉の様な人。


自分で言うのも何ですが、私達2人を見る人達が必ず何て爽やかなカップル👫と言ってくれました。笑  


初めて彼の実家に一緒に遊びに行った時にあれ?と思った。

弟と休暇に来た様な感じがした。

お母さん大好き💕 これは当たり前。

お母さんと仲良しの姿は微笑ましい。

お母さんといる彼は、小さな男の子の様に見えた。

妹のボーイフレンドが大学のアメフト🏈の花形選手で一緒に外食した時に花形選手の自信たっぷりに彼は意気消沈してしまった。

彼とアメフトは、全く別世界。

妹、近くの大学生。アメリカでは珍しく実家から通学していた。妹もスポーツ万能。同じ親から生まれたとは思えない見た目もキャラも大違い。

お父さん、寡黙だけど優しい。ビジネス以外に無償で困った人達を助ける弁護士。

近くには、お父さん方の祖父母とお父さんの弟さんがいた。


彼と結婚したらこの家族の一員になるのは、素晴らしいなーと思ったけれど、将来が定まらない学生の私には結婚はまだまだ先の事だった。


実家を訪問した時のあれ?は、気のせいか、日本に戻ったらいつもの彼だった。


彼は、日本企業で海外赴任者向けに英語を教えていた。

大学で日系人の女性と知り合い、日本に強い感心を持ち、日本語コースで集中的に学んだ。

実践で日本語を話したくて休学して日本に来ていた。


将来を見据えて日本生活は一年と決めていた。

その間、休暇で何度か彼の実家に遊びに行き、彼の両親が日本に遊びに来たりもした。

彼の祖父母にも何度か会っていた。

ある時、祖父母と同居しているお父さんの弟が初めて食事に同席した。


彼から言われた。おじさんは、君には興味無いからね。ゲイの方なんだとわかった。

彼は、おじさんと容姿がそっくりだった。しかもとても仲が良かった。


彼と実家に行く度にあれ?何か違うが増え、私に弟がいたらこんなかな?と感じた。彼はゲイかもと感じた。

私、ゲイの方わかるんです。


そうこうする間に時間が過ぎ、彼は大学に戻った。

2人とも勉強が忙しく、東京とアメリカ、豆に会える距離でもなく友人関係となった。

その後、彼は弁護士となり、日本勤務とアメリカ勤務を行き来し、日本暮らしも長くなった。


ある時、彼と私が同時に東京勤務となり、再度、付き合った。私にはわかった。

彼はゲイだ。

彼は気がついていないのか、隠しているのか?



いつか、彼がカミングアウトする事があったら、ずっとわかっていたよとさらっと言うつもりだった。


でも、わざわざゲイだと人に言う必要が有るの?と言う疑問も有った。


続く。