10月にあった事。

日本維新の会の浅田均氏が参議院代表質問に登壇した時の事。

国会議員、話す事は台本ですから、事前に読む内容はわかっています。


浅田氏がNATOに関する部分を読み上げる際、NATOを英語発音され、議場で笑いが起きたと言うもの。

笑った国会議員のほとんどが何だこいつ、NATOも読めないのかと馬鹿にしたのだと思う。


浅田氏、京大からスタンフォード、OECDパリ勤務歴と言う経歴。優秀な頭脳の方で英語の他、フランス語、ドイツ語も堪能らしい。

そのまま国際機関で能力を生かせば良いもののと思うが、国会議員の甘い汁に負けてしまったのか?


ネット上の動画、一部だけ切り取られた物が多く、まるで日本語もしどろもどろでこの人大丈夫か?の様な書き込みが多数見られる。

長い動画ではしっかり日本語話されています。英語発音のNATOを笑われ、日本語発音に言い換え何度か。

周りの議員達は、その度に笑う。

慌ててしまったのだろう、日本語までしどろもどろになってしまった。


浅田氏、もしかしたら、日本語より英語が楽な方かもしれない。

浅田氏と交流がある知人から聞いた所によると、パーティなどでも流暢な英語フランス語でスピーチされるそうだ。


こんな経験有りませんか?

ある日やって来た転校生。

海外で暮らしていたから英語が得意。

日本語が英語っぽい。

英語の授業で当てられすらすら発音。

同級生の男子は、バカにして笑う。

何故笑う?バカにする?

浅田氏を笑った国会議員達はそのレベル。

余りのレベルの低さにこちらが笑ってしまう。

興味ある方は、浅田均氏 NATOで検索して見て下さい。


私の経験。

私はアメリカ人の父の仕事で転校が多かったが、日本では、必ず日本の学校に通っていた。

私の見た目は、外国の子的だからか、英語が上手いのは皆も察しがつく。

英語の授業でかっこ良い!と拍手された事がある。

しかし、それが日本人的風貌の男の子となるとからかわれたり、笑われてしまう事があるのだ。実際、同級生には、英語の方が得意でからかわれた子がいた。


アメリカ大リーグにいらした長谷川投手。Major Leagueのmajorをいつも英語発音されていた。

解説者になられても正しい発音をされていたのにある時からメジャー、カタカナ英語に変わっていた。

英語を正しい発音でとの気持ちは砕かれた様だ。日本国内では、報道がメジャーで通用してしまい、NHK7から紛らわしい的な事を言われたらしい。


浅田氏のNATOの発音は、英語発音なのだから笑う必要も無いが、日本なのだから日本読みせよとYouTube上でコメントした国会議員もいた。


日本人が英語を学ぶ時、カタカナ英語が本来とは異なる意味になったり、発音が全く異なってしまう事で英語との間にワンクッションが入る事はとても邪魔になってしまうのだと感じる。

ただでも島国。外国語に触れる機会は少ない。日本人の英語学習の将来は今後も変わる事は無いのだろうなあと思う。

しかし、レベルの低い国会議員達。

どうにかならないものか。