感謝祭で滞在していた海外の親戚友人が少しずつ帰国し、普段に戻りつつある実家と我が家。

アメリカから来ている従兄弟1人は、年明けから新しい職場、転職前の休暇期間中につき、しばらく日本で過ごします。

私も感謝祭から年末年始は、ホリデーモードで仕事も一番緩い時期。


私の生活は、幼少期から海外、日本を行ったり来たり。最近は日本生活が続いている。やはり、日本は、生活しやすい。


今日はアメリカのお話し。

アメリカでの生活は、私の人生の半分。


アメリカは、住宅街は、敷地や家の大きさが地域により別れている。

住んでいる地域を聞くとその人の生活レベルがわかる。嫌な国だと思う人もいるけれど、私は、それはそれで良いと思う。


宗教的な人が多い地域では、必ずしも小さな家だからと言って収入が低いわけではない場合もある。

教会やシナゴーグに歩いて行かなければならないなどの理由があるからだ。家が小さい方が皆にとって住みやすいのだ。

今日は、こう言う地域を除外してのお話し。



アメリカの住宅街、車で走っているとさっきは豪邸街だったかと思うとちょっと走ると家が少し小さくなったり、荒れた地域になったり、生活レベルが簡単にわかる。


日本の場合、アメリカの様な豪邸街は存在しないと思う。日本でも高級住宅街と呼ばれる地域はあるけれど、それらは霞んで見える。アメリカは、桁が違うのだ。


日本は、家が豪華でなくても裕福だったり、我が家は小さくてもお隣は豪邸と言う事も多々有る。住んでいる場所で必ずしも生活レベルをはかる事は出来ない。

アメリカでは、我が家が大きければ、お隣も大きいのだ。


私達夫婦がアメリカ東海岸に持っている家は、良い住宅街に有る。

今は、甥に貸している。

税金は、めちゃくちゃ高い。

ただ、住民は、不動産価値を下げない様、家の手入れを怠らないし、街中が綺麗に保たれる為の努力をする。

土地の分割は出来ないので住人が変わって土地を分割して小さな家になる事も無い。

いつ行っても敷地の広さは変わらない。


どこかの家で改築や増築をする場合、通りから見える場所は、変えてはいけないとか、色は街の雰囲気に合わせるとか、細かい協定もあり、好き勝手には出来ない。

最終決定は、法律+近隣住民の同意。


たまに許可した屋根の高さが数センチ高い事がわかり、やり直したお宅があったりする。数センチと思われるだろうが、街を守り、不動産価値を下げない努力。

日本では、余り無い感覚だろう。


税収が潤沢なら、雪の日の除雪はきちんとされるし、学校のスクールバスも用意される。公共施設も整備される。

公立学校であっても全米ランキング上位、皆が優秀な大学に進学する。

同じ生活レベルの人達ばかりだから、友達も似た様な環境。

似た環境とばかり付き合っているから、

近くの町の名前を知らないなんて事も有る。

アメリカが全て良いとは思わないけれど、実に合理的であるとは思う。


感謝祭で来ていた姪や甥達。

公立高校に通っているが、まず100%が有名大学に進学するそうだ。


祖父母両親が医者弁護士、大企業の役員、大学教授、、、

学校にはそんな友達しか居ないと言う。

きっと姪達もそう言う人達の世界で生きて行くのだと思う。

それはそれで彼らの人生だ。

安泰であって欲しい。


ただ日本と違うのは、皆が大金を寄付する事だ。税金控除云々ではない。困っている人達を助ける優しさや懐の深さは、アメリカの好きな所。

これからも変わらないで欲しい。


夫と私、日本生活の便利さに慣れてしまい、今後どうするか検討中。

アメリカに戻るべきか、否か。

まだまだ、リタイアを考える年齢ではないし、私は早期リタイアは考えていない。

歳を重ねても仕事は続けるつもりだ。