今年の夏は、海外からゲストが入れ替わり泊まりに来ており、まるで私は宿の女将さん。若い人達と楽しい夏。
友人の息子さん。
今日の便で帰国のはずが、ダブルブッキングが発生して羽田から戻って来た。
機内でオークション会場のごとく条件が吊り上がるが誰も降りない。
彼は、賢い。
今日帰らなくても問題無いので
自分の欲しい条件まで待っていたと言う。
待った条件まで到達した時に手を上げ
拍手に送られて降りたそうだ。
明後日のビジネスクラスクラスシート、
我が家への往復タクシー代加算、
ホテル代相当2000ドルゲットして笑顔で戻って来た。
荷物を置いたら、行き残した観光に出て行った。
きちんとしつけられた男子、追加の宿泊代を我が家に払うと言うが、勉強に使いなさいとお断り。
こう言う時に頭良くスマートだと、
交渉力にも優れている。
私にも同じ様な事があった。
大学時代、ニューヨークJFKから成田行き。
年始で満席。
在日米軍の若い方々も沢山乗っている。年末の休暇から赴任地へ戻るのだろう。
私は超格安エコノミーシートで1人旅。
両親同行無い時は、チケットは買って貰えるものの、エコノミー限定。
与えられた金額より安いチケットが見つかれば、差額はお小遣いにできるから、とにかく最低料金を探す。
満席、あと少しで離陸と言う時、国連職員がどうしても一名東京に行かなければならなくなったとアナウンス。
顔馴染みの地上職の方が私の所にやって来た。1人旅だから簡単だと思ったのだろう。
500ドル
明日の両隣が居ないエコノミー、
ホテル代でダメかしら?
明日のビジネスは、満席なの、、、
いやー、明後日から大学始まるしー、、、と断った。
学生に500ドルは魅力だ。
一瞬揺れた。
また来た。
1000ドルに。
いやー、無理。
今度は機内アナウンス。
誰も降りない。
どんどん条件が上がるが、
日本人は仕事始めのサラリーマンや子連れの家族連ればかり。米軍の方々は自分の意思で勝手には降りられないだろう。
とうとう、貧乏学生には、夢の様な機内アナウンス。
明日のファーストクラス、
3000ドル、
ホテル宿泊、
成田からのタクシー代。
はい!ファーストと聞こえた時 に立ち上がりました。
夢の様な待遇を受け、翌日の便で無事帰りました。
緊急時だったからここまで高待遇だったのだろう。
私は、ダブルブッキングは一度も経験無いけれど、
最近、聞く機会が増えた重量オーバー。
誰か降りなければ、飛行機飛ばさないよ。
昔より1人1人の体重が増えていたり、荷物量も増えているのでしょうか?
前からそんなに有りましたか?
そう言えば、去年、日本でも
相撲大会に向かう飛行機、
重すぎて飛ばないから、
参加者が降りて違う便で行ったなんて話しも有りましたね。
昔は滑走路が短い空港行きは、満席にしないなんて事も有ったけれど、今は、どうなんでしょうね。