私の秘め事、読んで下さった方、有難うございます。
続きです。
今から約20年前に通っていた資格の研修所。
季節は移り、始発電車を待つ間の日差しが強くなりました。
毎朝、同じ場所で見かけていたイギリス人風男性ととうとうお話しする機会が来ました。
その頃、ボーイフレンドは、アメリカ転勤となり、資格を取ってしっかり仕事したい私には遠距離関係を続けるエネルギーはなくなり、さようならしました。
或る朝、始発電車を待つ間、いきなり予報に無かった雨。
そこには屋根が無く、傘を持たない人々は屋根が有る方に避難してしまい、私とイギリス人風男性と2人になってしまいました。
私の傘、日傘!雨でびしょびしょで役に立ちません。
その彼は、私に傘をさしかけてくれたのです。
お礼を言って名前も知らない男性と相合傘。ドキドキ。
間近に見た彼の瞳は、まあ、何と綺麗。
彼はとてもシャイな雰囲気。
名前は言わず、聞かれず、
私も聞かず、教えず、
ドキドキしてしまい
入って来た電車、離れて座ってしまいました。
翌日から、時々、友人が同じ電車を使う様になりました。
友人は、その彼の事を知りませんが、
すかさず言いました。
彼、あなたの事チラチラ見てるよ。
そう言われて私、嬉しかったです。
実は、私も彼に興味を抱きはじめていたのです。
続く