日本の猛暑早すぎ、暑すぎ🥵


そんなで少し涼しくなる雪道のお話し。

アメリカの雪道で危うく死にかけた事が有ります。


アメリカの天気予報は、かなりの高確率で当たります。

寒波が来ると言えば必ず来る。

ハリケーンが来ると言えば必ず来る。

日本みたいに台風が進路変わると言う様な事はほとんど有りません。

そうなると学校や会社は、休みのお知らせ。

天気予報が出た途端に巨大なスーパーでも食品の棚が空になる。


アメリカでは、道路や歩道に融雪剤を早々とまいてくれます。

除雪も朝早くからやってくれます。


ただそれは、残念ながら、地域の財政によるもの。

財政難や貧しい地域は除雪どころか

スクールバスも整備されなかったりします。

アメリカは、生活レベルと住める場所はイコールなのです。

どこに住んでいると言うだけで、職業や収入、生活レベルがわかる非常にわかりやすい国なのです。

合理的と言えば、合理的。


さて、本題です。

アメリカ東海岸の大都市在住時のお話し。

仕事で月に一回程度、隣の州の大都市を訪問していました。

結ぶ足は、車のみ。 

鉄道もバスも走っていません。


大都市は、道路は整備され、余程の雪でなければ不安は有りません。

ただ、片道3時間の1時間は、小山の雪道。その山道しか有りません。

すれ違う車も少ないし、スマホも通じない地域も有ります。


ある日、その山道を走っていました。

片側は、ガードレール、片側は、山側。

道路は二車線以上の幅が有ります。


油断したのか、睡魔か、

いきなりスリップしてガードレールに激突。

車はくるくるスピンして山側の雪にズボッとフロントがハマりました。


今考えても冷や汗が出ます。

あのガードレールが弱かったら、

飛び越えて崖下に落ちていたら、

車が転倒していたら、、、


ジープのチェロキーと言うタフな車。

前輪が雪にはまってしまいました。

チェロキーでも抜け出せない。

スマホは繋がらない。

雪も降り出した。

歩くには、次の町までは距離がある。

暗くなって来た。

この時間なら、まだ通る車は有るかも。

無かったら、あー、明日の朝、冷たくなって発見されるかも、頭をよぎりました。


でも、何と言う事か、

車で待機を始めて5分も経たずに一台の車のライトが見えました。

私と同じ方向に帰宅すると言う男性。

建設用のトラックでチェロキーをひっぱり出してくれました。


日本昔ばなしではないけれど、

あのご恩は一生忘れません。


その男性、私の車に異常があるといけないと言って、自宅の近くまで先導してくれました。


お礼をしたいと連絡先を聞きましたが、名前も言わずに去って行きました。


私の人生において、命の恩人と言ったら

あの時のトラックドライバーさん。


勤務地が変わってあの雪道を運転する事は無くなりました。


あの夜、自宅に着いてから、

恐怖が襲って来て怖くて眠れませんでした。出張中の夫に話せたのは、翌日でした。

 

あの雪道何度も運転しましたが、油断禁物でした。

アメリカは、広すぎて、

車がダメなら電車にしよう、

タクシー呼ぼう、

友達に迎えに来てもらおうは、場所によっては、なかなか有りません。

しかもスマホが通じませんでした。

気をつけましょう。


冷や汗出て少し涼しくなりました。