王家に捧ぐ歌〜終わりなき病と戦う尾張の地~ | 五・七・五で語る宝塚~タカラヅカ川柳~

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名古屋御園座公演 王家に捧ぐ歌2022の感想(2022/02/26~2022/02/27)

 

この作品を再演すると決まったとき、何年か前に宙組で再演されたのは見ていたので、

もしかして名古屋だけに金ピカのお衣装もので決めたのかな?

とか思ったのですが意に反して公開されたポスターは白!こっちゃんが白でなこちゃんがヒップホップ風な黒!

 

木村先生意表ついてきましたね。

これは想像つかんな~と思いながら楽しみに待っていたのですが・・・

あいにく、御園座公演はコロちゃんのせいで開幕予定日から2週間休演になってしまいました。

 

2月の三連休を使って見に行く予定はまんまと飛んでしまい、ため息をつきながら手帳の予定に線を引いておりました。

まあ、後半も確保していたものの、やっぱり幕が開くまでは何があるかわからない。

コロちゃんから2年経つもののなかなか終わらないこの病との戦い。

昨年のロミジュリの頃の悪夢再来かぁ・・・とちょっとしょんぼりしておりました

 

その後ようやく遅れて開幕したものの、自分が見るときに止まってしまったらどうしようという不安はありました。

でもね、この公演例え途中で止まってしまっても玲央さま演じるアモナスロだけは例え1日でも演じてくだされば良い、

自分が見れたらなおラッキーくらいの気持ちでいました。(いやホントはすっごくみたいですよ!!!)

 

どうにかわたしの初日を迎えたのが千秋楽の前日。やっぱり幕があくまでは気が気でない感じでした。

だめならきしめん食べてお参りして名古屋観光して帰ればいいかなって思っていました。

 

今回の王家はエジプト側白、エチオピア側黒という色彩でセットもシンプルなつくりになっていました。

まさに店舗改装完全リニューアルでした。

 

これには賛否両論あったようですが、私は今回の改編は大成功だったと思っています。

白と黒の世界、シンプルなセットにした事によって歌やお芝居がひきたち、各自の個性もはっきり見え、

ストーリー自体も伝わりやすくなって別にキンピカ要素はどうでも良くなってきました。

まるで全くの新作を見ているようなとても新鮮で気もちで作品を見ることができました。

 

木村先生は長いこと宝塚でやっている専属の座付の先生ですし、王家自体は豪華なキンピカイメージの人気作品ではあるので、

大なたふるっての今回の改編はだいぶ勇気がいったと思います。

でも、その頭の柔軟さやチャレンジ精神は流石だよキムシン!スゴツヨだよ!と拍手を送りたいです。

楽曲もだいぶ手が加えられて、今までのスゴツヨソングは大人しめな感じになっていました。

 

ラダメスもまっすぐお国のために平和のために戦うと信じて疑わない青年将校がこっちゃん(礼真琴さん)宛がき風に仕上がっていたように思います。そんなラダメスに異を唱えながらもラダメスを愛してしまうエチオピア側の姫君アイーダもまたなこちゃんに合っていました。

 

なんでもプログラムに書いてあったのですが、従来のセットが御園座に入らなかったので衣装も取っ替えてしまえ〜

ということらしいのでけれどわたしは早速、このキムラマジックに引っかかってしまったわけで・・・
やるな木村先生!と思ってしまった大絶賛の「王家に捧ぐ歌~2022」でした。

 

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一枚目(夜の御園座)

2枚目(駅の宣伝ポスター)

3枚目(大須観音の御朱印帳。奇しくも「鳩ちゃん」のデザイン!)