静かな恋の物語 -3ページ目

静かな恋の物語

今日の「絶対」が明日の何になる?
 変わらないものがない この世界だから
  今この瞬間を忘れないように…。

キツイ。

身体が限界を訴えて来てるのはわかる。

兄ちゃんのLINEに言葉を選んで返す気力がない。


だけど、2、3日すると連絡が来る。

やっぱり自分の話だけど。


今日もこんだけ荷物あって大変。って。

今の余裕のないわたしには

力仕事だけど、モノを相手にしてるならまだ楽じゃんって

こっちは人を相手にしてるだけ精神的疲労も重なる。

接客だけじゃなくて、前より下につくスタッフが増えたから

ひとりひとりのケアまでしてると手一杯。

プライベートに回す余力がない。

ましてや兄ちゃんのご機嫌とりだなんて

プライベートまで気を遣いたくない。

だから既読スルーになってしまう。
あれから、

兄ちゃんのご機嫌を気にすることなくLINEを返していたら

逆に兄ちゃんがわたしを気遣ってくれるようになった。


「お互い仕事頑張ろう」

「毎日仕事お疲れ様」


立場が逆転した。


嫌われてもいいや。

自分を出していこう。
「これから俺も2ヶ月ほど忙しくなるけど、chacoも忙しいからお互い頑張ろうな」


兄ちゃんからこんなLINEが来たから

しばらく連絡をしなかった理由

兄ちゃんへの不満

これからの兄ちゃんへの接し方を変えること

伝えた。


「ちゃんと言ってもらって理解したし、

これから俺も仕事とか遊びで

連絡が疎かになることもあると思うけど許してな」


はぁ?何言っちゃってんの?

彼氏ヅラしないでもらえる?


「そんなん最初からじゃん。何を今更。

その割にわたしからの連絡がなければ、どうした?って、勝手すぎー」


「たしかに昔からそうだから勝手だな」


あれ、こうやってまた連絡が続くのかな。

ま、いいか。
既読スルーしていたら、やっぱり兄ちゃんから2日後にLINEが来た。

でも内容がすっとんきょうな的はずれのLINEで

仕事で頭がいっぱいのわたしはそのLINEにキツイ返事をしてしまった。

ついでに兄ちゃんへの不満をぶつけてしまった。


怒っても嫌われてもどうでもいいと思った。


だけど兄ちゃんは


「そうだったんだ。反省しなきゃだね」


そう言って、怒ることも連絡が途切れることもなかった。


兄ちゃんがわたしの意見を受け止めてくれるのはきっと

兄ちゃんがわたしのことを少なからずリスペクトしていてくれて、信頼してくれているからだ。


相手は自分の鏡、だから

兄ちゃんがわたしへ見せてた態度はきっとわたしがそうさせてたのかもしれない。

そう思うと、わたしの在り方を変える必要がある。


今は仕事でいっぱいいっぱいだけど

少しずつ、少しずつ変えていこう。
話の流れでもなかったのに

兄ちゃんに急に映画に誘われた。


「まじ○○観に行く?!」


これで話の流れじゃないんだからすごい。


「うん、いいよ」


今回はわたしが受け身、を強調。

兄ちゃんはわたしが離れそうになると映画に誘ってくるの、わかってる。


でも仕事で今はいっぱいいっぱいだから具体的に日にちの話はこちらからはしない。


「調べとくね」


それを最後に既読にしてから2日経った。


こないだの「どうしたらいい?!」は無視から2日後に来た。

きっといろいろ考えてる。

でも仕事のことばかりで兄ちゃんのこと考える時間はすごく減った。

今が一番大変なのもあるけど。

休みでも仕事のやり忘れを思い出して行ってしまったり。

明らかにキャパオーバーなんだけど任されたからには。

とにかく今月を乗り切れば。


連絡も、LINEの未読が並べば仕事が最優先。

次に友達。

最後に兄ちゃんや男友達。

でも見るだけで返さない。

そんな気分になれない。

トイレ行く暇があればメール返せる、だ?

そんな風に思ってた時もあった。

今ならわかる。

トイレ行く暇はあるけど、メール返す心の暇はない、だ。

相手のことを気遣う余裕がないんだ。

だから友達が先になる。


今月、わたしから連絡するつもりはない。