音楽 | chaco's Diary

chaco's Diary

Drummer chaco 日々の気づき

震災後、音楽家はみな無力感を味わったのではないだろうか。

しかし、そんな中でも、音楽を通して何か出来るのではと考え
行動に移した人も多くいらっしゃる。
私はそれについて、懐疑的であった。
本当にその行動が、彼らのためになるんだろうか?
考えても考えても、実際に被災している人の気持ちはわからなかった。

だったら、例えそれが単に自分の癒しだとしても
彼らを思っている気持ちを発信して悪い事はない。
受け取りたい人が受け取るだけだ。
時間が経つに連れてそんな風にも思えるようになって来た。
そして更には、私たちが、一緒に痛みを感じ、愛を送っているという事が
何もしないよりは、発信できるではないか。

日本がひとつになって(世界も?)祈りを捧げていると思うと
何とも暖かい気持ちになれた。

3月のタンポポという曲を西川進氏が立ち上げてくださり
そこに参加する機会を与えて頂いた。
売り上げは全額寄付。
素晴らしい被災地サポートだ。
この意向にチャゲさんを始め沢山の著名人が賛同してくれた。
こちらからダウンロードできる。
3月のタンポポ

さらに、昨日は魔女会でもご一緒している中嶋晃子ちゃんの”梅の花”という曲の
録音をした。
こちらはドイツの映画祭のオープニングで被災地へのテガミをテーマにしたエキシビジョンのオープニングテーマとして使われ
後日itunesにてダウンロードも出来るようになる予定。
久しぶりに鹿島達也さん(b)とご一緒した。
相変わらずの歌うようなベース。音が膨らんで、美しい仕上がりになった。
晃子ちゃんの歌も素晴らしく、歌詞と相まって泣ける。