ある保護猫活動家さんの思い・・・知らなきゃよかった

 

あしながねこさんより

 

※保護猫活動は、ただ可哀そうだけでは済まない厳しく孤独な活動です。

団体でされている方や個人で身を削りながらしておられる方もおられます。

「好きでやってんでしょう?暇があるんでしょ?

保護してるんなら、あそこの猫なんとかして!引き取って!」

無責任な言動を浴びせかけながら、身銭を投じて、それでも継続する理由とは?

 

その方々が、活動を始めた理由は共通しています。

その代表的なものを紹介します。

 

以下引用

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この活動を続けていると、
なんで猫のボランティアになったの?
と聞かれる場面がよくあります。

なんでだろう。
なんでこんなに一生懸命になったんだろう

きっとみんなそれぞれ理由があって、
不幸な猫を助けたいという気持ちが1番なんじゃないかと思います。

じゃあなんで不幸な猫を助けたいのかって聞かれたら、
知ってしまったから。

野良猫と呼ばれる猫たちの過酷で辛い生活を知ってしまったから。
それに尽きると思います。

野良猫って自由でいいよね
なんていうのは幸せそうな部分だけを切り取ったメディアの中だけの世界で、実際には生まれて1才の誕生日も迎えられずに消えていく小さな命たち。

野良猫の平均寿命は3〜5年。
交通事故や人間による遺棄や虐待、
喧嘩や怪我、病気で命を落とす子が大半です。
収容され殺処分がある地域もまだまだあるのが現実。

しっかりと管理されている猫たちと違い、食べることにも苦労し、

雨風や寒さを凌ぐ場所もない。
そんな猫たちを知ってしまったから。

保護した猫の初めてのうんちからは、昆虫の脚、樹木の皮、

アルミホイルしか出なかった子たちがいました。

 

(私の追記:お腹を空かせて、胃の中に砂や砂利、

石ころが入っていた子のレントゲン写真を見ました。

飢えは辛い。

ただ素直に生きようとしている子たちが

飢えてボロボロになって亡くなっていく報告を聞

くと胸が張り裂けそうになります)


みんな保護されなければ餓死していた猫たちです。

子供の頃、家に帰らずに夜遊んでいるとよく出会う野良猫がいました。

真冬の凍てつく寒さの中、ずっと誰かを待つような姿。
その時はわからなかった。
でも今ならわかる。

餌やりさんを待っていたんだね。
1日1回のごはんを待っていたんだよね。

寒い日は足元で寄り添ってくれた。
真っ暗な夜の闇の中で一人じゃないと思わせてくれた存在。

こんな風にして細々と命を繋いでいる猫たちを助けたい。
子どもの頃から猫と暮らしてきた。
私は猫が好き。
だから知ってしまったらもうそれしか見えなくなった。

シェルターボラ、TNR、保護もたくさんした。
不幸な猫を増やすのは他でもない人間。
だから必要なのは不妊手術の重要性の周知。
増やさないという愛情。

とにかく増やさない事に徹底して取り組んだ。
子猫は全て保護、ご新規流入猫はもれなくすぐにTNR。
ご近所さんの協力もあり長年続いた独居高齢者の猫屋敷の解体。
がむしゃらにTNRをした時期から10年以上が経った。

「野良猫を見かけないね」
「子猫を何年も見ないね」

そう言われる地域が増えた。
TNRはすぐには結果が見えにくい。
でも5年後10年後には必ず目に見える結果が出る。

まずは地域の猫を知るために自分の足で歩くこと
地域の協力者を見つけること
TNRのその後を後追いすること
猫たちをしっかり医療にかけること

猫を助けるには資金も必要だから仕事は絶対に辞めない
猫を助けるには知識も必要だから勉強させてくれる獣医さんから学ぶ
猫を助けるには家族の理解も必要不可欠

派手なレスキューだったり大掛かりな捕獲劇と違い、TNRはとにかく地道にコツコツと。目の前のことからやる。
それを10年続けたら必ず結果が出てきます。

知らなきゃよかった
そうすればただ「かわいい」と思う存在だった猫たち。

でも
知れてよかった

彼らの過酷な生活に終止符を打てるようになった。
助けられる術と知識を身につけた。
元々強いメンタルがさらに鍛えられた🤭

不幸な猫を増やしたくないのに自分が連れ帰り保護した子は不幸ではないのか
お看取りだってそう。
もっと他に出来ることがあったんじゃないか。

いつもいつも自問自答を繰り返しながらの活動です。
知ってしまったからには途中で投げ出す事はできない。

過酷な環境で暮らす猫たちを引っ張り上げ
何不自由なく暮らせる環境へと繋ぐ。

動物に優しい世の中へ、この活動がもっと広がっていきますように。

 

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飢えて死ぬ子たちより多いのはロードキル!

「近年の調査では、殺処分数の24倍(223,366頭)の猫が

路上の事故で亡くなっていると推計されている。」

人口の多い地域で多発している。

 

もし轢いてしまったら、もしかしたらまだ生きているかもしれない。

素早い処置で助かった子もいます。

 

死んでいた時は、公共施設に連絡するか、せめてこれ以上轢かれないように

道路の脇に寄せてあげて・・・!

 

また、冬の寒さで身を縮こまらせたままの姿で凍死している子猫の姿。

寒さに耐えるため精一杯、体を丸めていたんだね。

 

野良猫の糞尿被害や鳴き声、ケンカの声で

迷惑されている方もおられるでしょう。

 

しかし、餌やりを禁止したり、虐待して追い払うことでは解決しません。

避妊去勢手術をし、適切に餌やりをして地域猫として世話することで

猫との共生をはかれます。

 

野良猫被害も地域猫活動で、ほとんど解決に向かっています。

時間はかかっても、この世界で生きる命は愛おしいです。

他の動物もいますが、猫は人のすぐ身近にいます。

 

目の前にいる命に優しくしてあげてほしいのです。

そのために毎日、私たちにできないことをしてくださっている方々がいます。

 

そうした人たちのことを思うと、私は何をしているのかと

恥ずかしくなります。

今の状態でできることをしていきたいと決意せずにおれません。

 

保護猫活動をしている方の生の切実な声と猫たちの悲痛な叫びに

耳を傾けてくださり感謝いたします。

 

 

AI画像